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ゼンリンが地図上でプログラミングを学べる教材「まなっぷ」をリリース

情報発信元:https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUC163370W2A810C2000000/
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地図情報の調査・制作・販売を行う株式会社ゼンリンが地図上でプログラミングを学ぶことができる「まなっぷ Home Edition(ホームエディション)」を発売した。

ブロックを組み合わせてプログラミングができるソフトを採用し、PCやタブレットに表示した地図上に絵をかいたり、写真や動画を表示して地図に慣れ親しむ事を狙いとしているようだ。

目安としては小学校3年生以上を対象とした家庭向けの商品で、価格は月額550円。漫画形式のガイドブックや、定期的に更新されるミッションなどユーザが楽しめる機能も充実している事が分かる。

【執筆者コメント】
2020年度より小学校でプログラミング教育が必須化されたことにより、各企業で学習サービスやツールの開発が進んでいるが、株式会社ゼンリンは地図情報の大手という強みを活かした事例だと感じる。

特に地図を活かしたプログラミング学習サービスという点がポイントだと考える。地震の多い日本では災害時の避難経路を把握しておくことが大切であり、隣国との国政状況についても地政学から国防を考えるなど、地図に慣れ親しむということは大人になっても必要な知識に繋がると考える。

今回のサービス以外にもゼンリン社のツールは既に学校教育にも導入されており、フィールドワークなどに活用されているとの記載もあったが、今までの時代には無かった発想と取組みだと実感した。

個人的には最近外で遊ぶ子供たちが減ってきている印象がある。実際にコロナの要因も考えられるが、ゲームの普及や、内閣府の調査によると小学生全体の40.1%が自分専用のスマートフォンを所持しているというデータもあるようにオンラインで友人とつながり遊べる環境になっている事が分かる。

今回発売された「まなっぷ Home Edition(ホームエディション)」は家庭向け商品ということもあるため、プログラミングの学習だけ出なく外に出て活動するきっかけになれば良いと考える。

執筆者/
リビルダーズ編集部 國本 樹紀

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