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リースがPayPay銀行と提携、家賃保証業務に特化したリアルタイム入金確認サービスを開始

情報発信元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000053.000042693.html
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「個人の信用価値を最大化する」を掲げるリース株式会社は、PayPay銀行株式会社との提携によって、「smetaクラウド」と「ワンタイム口座」のサービス連携をスタートさせた。この協業によって、エンドユーザーは「smetaクラウド」上で家賃の振込状況をリアルタイムに確認することが可能となる。

この協業により実現できること

家賃の入金確認をする時間の短縮

今までは、家賃が振り込まれたかどうか、記帳やネットバンキングで振込状況を逐一確認する必要があった。

このサービスの活用によって、入金確認の時間を大きく削減することが可能となる。

消込処理の照合作業を削減

エンドユーザー側は家賃が振り込まれた際に、消込処理(※)とは毎回簿記上の処理を行う必要がある。

同姓同名など判別しづらい振込入金についても、ワンタイム口座へ振り込まれた金額とsmetaクラウド上で作成された請求明細を組み合わせることで、確実に、よりスムーズに消込処理を行うことが可能だ。

(※)消込処理とは・・・

「売掛金や未収入金などの債権の請求額と、実際に支払われた入金額とを照合し、債権をゼロにする作業」を指します。基本的には会社の銀行通帳と請求書にある請求額との照合を行い、入金額に間違いが無いかを確認します。

引用元|ヤマトクレジットファイナンス 消し込みって何?大変な作業を改善する方法

振込人の負担やミスも軽減

振込をする際に、振込依頼人名などを変更する必要がなくなる。そのため、振込をする側はより簡単に、負担なく振込を行うことができるようになる。

【執筆者コメント】
今回は、不動産業界における家賃債務保証のDXの例をご紹介いたしました。

不動産業界は、近年は変わりつつあるものの、未だに紙ベースでの入居審査も行われているといった現状からも、より伸びしろのある業界と言えます。 不動産のオーナーが直面する煩雑な業務のひとつに家賃入金状況の管理があります。

まず、家賃の振込があった際には請求額を一つ一つ確認し、入金された金額と相違がないかを確認します。 そして、間違いがあった場合は、入居者へ連絡を取り、その差額を再度清算する、といった手間が発生しています。 以上のような、家賃の滞納督促に加え、入退去に伴う契約の管理など、エンドユーザー側がこなす業務は多岐にわたっており、負担はとても大きいものとなっています。

今回の提携によって実現したこのサービスでは、振込時に誤った金額を振り込む可能性を減らすことが出来るため、煩雑な家賃債務の関連業務改善に大きく貢献することとなるでしょう。 今回の連携では、業務プロセスの一部を効率化するといった内容ではありましたが、今後より多くの企業とのコラボレーションを進め、業界全体のDXに繋がっていくかどうか期待です。

執筆者/
リビルダーズ編集部  城間 礼音

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