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空間型VRによる自然学習で知的探求心を育む。小学生の校外学習で没入自然空間 uralaa (うらら) を活用

フォレストデジタル株式会社が提供する空間型VR「uralaa(うらら)」が北海道十勝郡浦幌小学校の校外学習に活用されました。

ニュース掲載元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000018.000069887.html
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同校の生徒たちは、農業の作業現場や森林空間、牧場等が再現された空間を体験し、十勝の四季を体験しました。「すべての空間に、没入自然体験を」というコンセプトがあるuralaaは、ユーザーに「ひとときの旅行」をしているかのような体験を提供する空間型VRです。

同社によると壁があればどのような場所でも導入ができるとのことです。映像のみならず音響や匂いを再現できるため、あたかも森や自然などにいるかのような体験をすることができます。没入体験によって知的探求心を育むきっかけを提供できることから、エンターテインメントという側面のほかに教育効果も期待しているとのことです。

【執筆者コメント】
校外学習として空間型VRを活用する事例を紹介しました。2020年、文部科学省によってデジタル化推進プラン(※)が策定されたように、昨今教育においてデジタル活用を推進していく動きがあります。ただ、現段階で推進されている動きは、デジタルへの代替をするものが主流です。

例えば対面授業の代わりに遠隔・オンライン授業を用いたり、紙の教科書の代わりにデジタル教科書を導入する等の取り組みが挙げられます。このような動きの中で、今回紹介したuralaaのような空間型VRの活用は、これまで不可能とされてきた体験を可能にする側面があります。

遠く離れた場所にある自然や土地、あるいは歴史上の状況を、視覚、聴覚、嗅覚を用いて体験することができるため、教科書を読むだけでは分からない学びを得られるメリットがあります。浦幌小学校の校外学習のように、デジタル化の推進や最新技術の活用によって新たな教育的価値を生み出せるか注目です。

(※)参考:文部科学省におけるデジタル化推進プラン

執筆者/
リビルダーズ編集部 橋爪 勝万

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