ニュース発信元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000024.000004108.html
(※外部サイト「PR TIMES」を別ウィンドウで開きます)
株式会社キャドセンターは、丸の内周辺の街並みを完全に再現した、3D都市データ「街バース」を提供開始することを発表しました。現実の都市空間を忠実に再現することで、実際の街を舞台にしたゲームやVR、メタバース空間などに用いることが可能だということです。
「街バース」とは
多くの既存の3D都市データが、非現実的で存在しない都市のデータであったり、都市を上空から見渡す画角で再現されているのに対し、同社提供の「街バース」は、以下2点を特徴としています。
1.現実の都市空間を忠実に再現している
2.都市空間を人の目線の位置(アイレベル)で見られる
今後の展開
丸の内周辺の3D都市データをアイレベルで再現し、ゲームやVRなど様々なデータフォーマットに対応した形で提供することは、日本初の取り組みです。今後は「街バース」をゲーム、VR、メタバース空間などの開発に活用することでマーケットの市場拡大に貢献し、更に戦略的なプライシングで提供することで多くの企業との共同開発を活性化させていくとのことです。
【執筆者コメント】
3Dマッピング・モデリング市場は、世界的に成長を続ける今注目度の高い業界といえるでしょう。その証拠に、2020年に47億9,000万米ドルの規模に到達すると、その勢いを止めずに、2021年から2026年にかけて毎年平均17.51%の成長率を保ちながらさらにその規模を拡大していくと予想されています。(※1)
日本でも国土交通省が主導する、日本全国の3D都市モデルの整備・オープンデータ化プロジェクト「PLATEAU」も2020年度より始まっています。
今回の記事では、3Dモデリング技術をゲームや VR、メタバース空間に導入するという内容でした。この技術はエンターテインメントの枠にとらわれず、まちづくりや、防衛、都市活動モニタリング、防災など様々な分野において需要の高いものであることが感じられます。官民が協力し都市DXを推進していく同市場の動向に注目していきたいと思います。
(※1) 株式会社グローバルインフォメーションの調査レポート「3Dマッピング・モデリング市場:世界の業界動向、市場シェア・規模・成長率・機会・将来予測 (2021年~2026年)」
執筆者/
リビルダーズ編集部 甲山 奏子