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OBCと阿波銀コンサルティング株式会社がDX推進で協業開始

勘定奉行・奉行クラウドを始めとする業務システムを企画開発、販売運営する株式会社オービックビジネスコンサルタント(以下、OBC)は、阿波銀コンサルティング株式会社と協業し、阿波銀行グループのお客様を中心の対象とし、主に中小企業の経営課題の解決、業務効率化を、地域密着型で支援することを発表しました。

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これにより、地域密着型でのデジタルトランスフォーメーション (以下、DX) の推進に取り組みたい意向です。

協業の背景

デジタル技術が大きく発展し、新たなビジネスモデルを展開する企業が増加している中、企業の競争力を維持乃至は強化のためにはすべての企業でDX推進を加速度的に進めていく必要がある状況です。そんな中でDXを進めていくためには、DXを前提とした経営戦略の策定や、ITを活用した業務効率化を含めた体制や仕組みの構築が必要であるため、OBCは、事業計画の策定から企業経営を支えることになるコンサルティング業務を提供している阿波銀コンサルティング株式会社と協業に踏み切りました。

取り組み内容

以下の3つの取り組みによって、DXを推進していく旨、発表しています。

  • 阿波銀行グループのお客様に対して、企業経営におけるコンサルティング業務および業務クラウドサービスを通したDXを実現する計画の策定、体制・仕組みの構築を提案。
  • OBCが提供するクラウドサービスを提供し、導入支援をOBCが提供する教育プログラム(Application Specialist及びApplication Designer)の資格を取得している阿波銀コンサルティング株式会社の専門部門社員が、OBCの提供する奉行クラウドの導入から運用のサポートまで支援。
  • 近年急速な変化をしている制度や、DXニーズに伴い、阿波銀行グループのお客様向けに共同セミナーなどの定期的な情報提供の場を設定することで、企業のスピーディなDX対応をサポート。

DX推進の体制

OBCと阿波銀コンサルティング株式会社は、DX推進をしていくための体制図を発表しました。

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【執筆者コメント】

首都圏以外の地方を中心に、中小企業のDXは、課題が多く顕在化しています。地域によっては、地方自治体が旗振り役となり、地元地方銀行や首都圏IT企業との連携で、地元産業のDX推進に取り組んでいるところもあります。

本件では、OBCの提供するサービスへの送客が主な取り組み方針となっており、事業の変革や新規事業創出よりも、経理財務業務の効率化を中心に焦点が当たっている印象です。

こういった取組みは、実証実験的に執り行われることが多く、協業の締結後に予定通り進まない取り組みが多いのも現実ですので、今後どういった実績が生まれていくかが、本件協業のDX推進においてカギとなりそうです。

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