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【高齢者DX】高齢者向け音声認識スマートランプの体験イベントを開催

情報発信元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000005.000090498.html
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2022年7月大阪にて、susuROBOは高齢者層向けに音声 とランプのスイッチだけ操作できる、「スマートランプ」の体験会を開催した。

susuROBOは大阪を中心に会話型AIに強みを持つベンチャー企業である。

高齢者はスマホの操作が苦手な人が多いという背景から今回の「スマートランプ」の体験会は行われた。

「スマートランプ」は身近な照明器具であるランプを点灯させることで音声メッセージをやりとりすることができる。ランプの点灯によってSNSで音声でのメッセージを受け取ったり、送信したりできる。

家族間のやり取りに限らず、友人、またかかりつけの病院とのやりとりのツールとしても導入を予定している。

今回の「スマートランプ」体験会には60代以降の男女12名が参加した。

会最後の声としては、半分の参加者が「使い方が簡単である」、また参加者の75%が「家にあったら使いたい」と答える結果となった。

総務省が行った調査である「令和3年通信利用動向調査/世帯構成員編」および、総務省統計局の人口推計によると、60歳以上の日本人でスマホ未所持の人は約2470万人いるそうです。近年、DXが進み様々なものがデジタル化されていくとなると、スマホを持っておらずインターネットが身近ではない高齢者たちというのは、世間から孤立していってしまう傾向にある。

これは今の日本においても重要な課題であり、そこをターゲットにしているのがsusuROBOの取り組みであり、これを「高齢者DX」と呼んでいる。

今後、susuROBOは、スマートランプなどのツールの普及を目指し、高齢者施設や市町村、介護機器メーカー、警備会社、保険会社等と連携していく予定である。

【執筆者コメント】
今回は高齢者DXについての記事を取り上げた。

高齢化社会が叫ばれている日本において、60歳以上の人口は3617万でありそのうちの7割近い2470万人がスマートフォンを持っていないというデータがある。

スマートフォンを所持していないということは、急速なデジタル化に対応することができず、孤立、孤独を感じる人が多いであろう。

実際にスマートフォンを持っていなく、デジタルを使わない理由としては「どのように使えばよいかわからないから」が42.4%占めていることから、使用方法を容易にしていくことが必要だと考えられる。

そこで今回の「スマートランプ」では使い方の容易さを重要視しており、実際体験会に参加した人の半分は使い方が簡単だと回答した。

高齢者の孤立などは社会問題として実際に存在しているので、高齢者にも容易に取り組めるようなデジタル化商品が次々と出てくるとこのような社会問題を解決に導くことができるのではないか。

今回の「スマートランプ」を筆頭に高齢者DXが進展していくことに期待したい。

執筆者/
リビルダーズ編集部 宮田 健志郎 

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