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宿泊・旅行業のDXを推進するExperience System『aipass』とウォレットパスを中心としたO2Oエンゲージメントサービス「KINCHAKU」が業務提携を開始

情報発信元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000060.000053725.html
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宿泊および旅行DXを推進するaipass株式会社が、ウォレットパスによるO2Oエンゲージメントサービスを提供する株式会社KINCHAKUと業務提携を開始した。

提携の背景と目的

アイパスは、ミッションとして「Making experience better for everyone.」を掲げ、あらゆるオフライン事業者の体験を支えるExperience System『aipass』により、宿泊・旅行事業者のDXを推進してきた。

今回、ウォレットパスを中心としたO2O※1エンゲージメントサービスを提供するKINCHAKUとの業務提携により、旅行者にオンラインとオフラインの垣根を超えた、新しい宿泊・観光サービスを共に創造することを目指す。

KINCHAKUとは

KINCHAKUは「可視化・検出・予測・制御」といった4つの軸を元にした「実店舗が顧客の特徴を把握できる「パスプラットフォーム」である。

今回の協業で共同開発する機能について、共同開発した機能は主に以下の3点である。

①ウォレット
煩雑でアナログであった紙チケットなどをスマートフォンのウォレットで管理
②クーポン
予約・顧客データに基づく最適化されたクーポンの発行
③ロイヤリティプログラム
顧客のデータ管理と分析などエンゲージメントの向上

今回の連携では、『aipass』アカウントを作成した旅行者は、QRコードを用いたID付与により、スマートフォン上で提供するウォレットアプリに追加することが可能になる。そのことで、チェックイン受付から、予約に紐づく朝食券・大浴場の入場券まで、今まで行われていた施設内外の様々な紙チケット運用を1つのQRコードだけで完結させることが可能だ。

また、予約や顧客情報に基づき、パーソナライズされたクーポンを発行する機能や会員・ポイントカードといったロイヤリティプログラムの充実させることにより、宿泊事業者の新たな収益源の確保など、旅行者への付加価値向上を目指す。

(※1)O2O(マーケティング)・・・Online to Offlineの略。オンラインで集客をおこない、オフライン(実店舗)へ誘導して購買を促す施策のこと。

【執筆者コメント】
今回は宿泊・旅行業におけるDX推進の例をご紹介いたしました。いわゆる電子チケットの活用は既に多くの場面で活用されていますが、施設の入退場やサービスの利用時に使用するなどの使い方が主となるでしょう。

一方で、このサービスは「宿泊・旅行」において、チェックインや食事といった一連のサービスを同一のQRコードで利用することが可能となり、ユーザーの旅行に関わる多くの心配事を減らすことが可能となります。

今回のサービスから派生させて、宿泊施設を予約した際に、それを基にした一日の観光スケジュールの提案をし、そこで必要となるチケット発行(QR化)サービス、などのように今後多くのサービスが展開できそうな事業モデルであると感じました。

このサービスが今よりもさらに展開していくためには、今回のような協業をスピード感もって進め、サービスの幅を広げていけるかどうかがカギとなりそうです。また今後、外国人旅行者が増加する中で、様々なサービスが同じチケットで利用することができれば、より観光する人々のハードルも下げることができ、良い体験の提供ができるようになります。

現在の制度・整備では難しいことも多いですが、交通公共機関を用いた移動(※2)から食事、宿泊までが同じQRコードで利用できれば、旅行のカタチが大きく変わりそうです。

(※2)以下の2020年の調査によると、特に地方部の公共交通の利用において、便利と感じた人が8%と著しく少ない数値になっており、大きな課題といえる。
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執筆者/
リビルダーズ編集部  城間 礼音

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