情報発信元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000013.000040318.html
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DMMチャットブーストCVを運営する株式会社Algoageは、株式会社オープンハウスと共同でAIを活用した「AI営業スタッフ」を開発、営業業務のDXを推進するための実験を行うと発表した。
実証実験の背景と目的
オープンハウスでは、不動産にまつわる既存事業の発展や新規サービス創出のため、データ活用をはじめとするDXやAIの活用を積極的に推進している。
一方で、自然言語処理を通じたDX推進については、内製での実現にあたり、技術的な課題も残っていた。
Algoageは新規顧客獲得に適したチャットボット(※)型広告サービス 「DMMチャットブースト CV」を運営しており、LINE上でAIチャットボットがユーザーに向けて情報を発信し、購買意欲を高めるコミュニケーションを取ることが可能だ。
この度、「DMMチャットブースト CV」で培ったノウハウと、Algoageが独自に開発したAI技術の活用によって、オープンハウスが抱える技術的な課題の解決と、両社連携による実験を通じてオープンハウスのDXを推進していく。
(※)チャットボットとは・・・
「チャット」と「ロボット」を組み合わせた造語で「ChatBOT」と表記されることもある。テキストや音声を通じて、自動的に会話するプログラムのこと。(中略)
引用元:大塚商会 IT用語辞典|チャットボットとは
チャットボットは、LINEの公式アカウント、Facebookメッセンジャー、スマートフォンアプリなどで利用されている。Cortana やSiri、GoogleアシスタントなどもOSに搭載されているチャットボットだ。
実証実験の概要
営業部門において、訪問のための移動時間や資料作成などの時間を取られる業務が多数あり、労働時間の短縮や業務効率化が困難であった。さらに、不動産営業は物件資料などがデジタル化されていないこともDXが進まない要因の1つだ。
これらの課題を解決するために、オンライン上でユーザーとコミュニケーションが取れる「AI営業スタッフ」を開発に乗り出した。まるで本物の営業スタッフとやりとりしているような体験ができる上に、不動産知識の習得や物件提案を受けることができて、オンライン上で物件購入まで可能となる。
従来は家を検索するにユーザー自らが自分の要望を言語化し判断する必要があった。さらにユーザー側に専門的な知識がない場合は、家探しのハードルは上がり、意思決定が難しいという課題もあった。
「AI営業スタッフ」では、ユーザーに合わせて情報をパーソナライズし、ユーザーがAIの質問に答えるだけで自分に合った家探しが進めることができる。あたかも実物の営業スタッフと相談しながら家探しをするような体験を実現する。
【執筆者コメント】
今回は不動産業界におけるチャットボット型営業サポートDXのご紹介をいたしました。
2021年にデジタル改革関連法が施行されており、不動産業界においても、従来のエクセル管理や書類ベース管理からの脱却といった、デジタル化が喫緊の課題となっています。
また、このコロナ禍において、対面を伴う行動がしづらくなったことで、どの業界においても新たな顧客へのアプローチ方法が模索され続けています。
このようなチャットボットの導入によって、属人化・勘に基づいたノウハウではなく、データに基づいた新たな効率の良い顧客アプローチ法を見つけ出すことが可能になるでしょう。
これからの未来に向けて、発展が期待されているメタバース技術などを組み合わせていけば、テキストベースではない営業DXのカタチも生まれてくるのではないでしょうか。今後の動向に期待です。
執筆者/
リビルダーズ編集部 城間 礼音