情報発信元:https://corporate.kakaku.com/press/release/20220726b
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2022年7月26日、株式会社カカクコムは、同社のレストラン検索・予約サイトである「食べログ」の新しいサービス、「食べログオーダー」の提供を開始しました。
「食べログオーダー」は飲食店でスマートフォンを用いて注文や会計ができるサービスです。このサービスが導入されている店舗では、店舗に訪れた客が自分のスマートフォンでバーコードを読み取り、メニューの画像や説明を閲覧し注文することが出来ます。またオンライン決済もスマートフォンでできます。
同社の食べログのユーザーを対象にしたアンケートでは、飲食店に来店したときの客のストレス第1位が「注文時に待たされること」でした。また外食業界においては労働者不足が課題になっています。
「食べログオーダー」はスマートフォンで待ち時間無く注文できるため注文の円滑化につながります。また店側にとっても注文対応の業務が削減できるため、効率化につながります。また注文内容もPOSレジで管理できるようになっています。
食べログでは今後も利便性向上、サービスの拡充を進めていくとこのことです。
【執筆者コメント】
今回は株式会社カカクコムの新サービスについて取り上げました。飲食店の業務課題を解決することに加えて、顧客体験も変化させる、店舗のDXにつながるサービスです。
今回のポイントは、サービスの拡大の方法にあると考えます。
「食べログ」のこれまでのサービスはレストランの検索や予約でした。ユーザーが飲食店を探して予約することまでがサービスの範囲でしたが、実際に店舗に足を運んだ後にまでそのサービスを拡大することで、顧客体験の変化につなげています。
今回は店側のメリットについては業務の効率化をすることができるものになっていますが、例えば食べログがマーケティングアドバイザーのような立ち位置にまでサービスを拡大することもできると考えます。
店側にとってはユーザーに店を見てもらって予約してもらうところまでがこれまでのサービスでしたが、どのようにユーザーに店を見てもらうか、どのようなメニューや価格帯の店が見られやすいのかといった情報をもとにコンサルティングを行うことで、ユーザーに検索してもらいやすくするところまでサービスを拡大できます。
カカクコムは今後もサービスの拡充を進めていくとのことです。どのようなサービスを展開していくのか注目するとともに、他企業の「サービス範囲の拡大」に着目することでビジネスチャンスがあると考えます。
執筆者/
リビルダーズ編集部 橋爪 勝万