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来場証明NFT付チケット、国内学生スポーツで初導入

ニュース掲載元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000082.000026782.html
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2022年4月1日、エンターテインメント業界特化型で電子チケット販売を強みとするplayground株式会社は、関東大学アメリカンフットボール2022年春季オープン戦(2022年4月24日開幕)にて、来場証明NFT付チケットを提供すると発表しました。来場証明NFT付チケット機能は、同社が提供するエンタメDXクラウド「MOALA」の導入によって実現されます。学生スポーツにおける、来場証明NFTコンテンツの導入は、世界でも初の試みとなります。(playground社調べ)

来場証明NFTとは

来場証明NFTとは、チケットの不正転売防止を目的とする本人認証技術と、代替不可能なデータをつくるNFT技術を組み合わせることで、「本当に来場した」ファンだけが取得可能な『本物の来場証明』として提供されるものです。来場者は、事前に本人登録を行ったチケットを持参の上、会場で生体認証や本人認証を行うことで、来場証明NFTを手に入れることができます。

来場証明NFT付チケット機能によって期待されること

以下3つが『本物の来場証明』の実現に当たって期待されます。

①来場者に新たなイベント体験を提供
②NFTを目的とした転売を抑止
③同伴者に対する来場証明NFT配布が可能

関東学生アメリカンフットボール2022年春季オープン戦にて来場証明NFTを販売

一般社団法人、関東学生アメリカンフットボール連盟は、関東大学アメリカンフットボール2022年春季オープン戦にて、来場者限定のNFTコンテンツ、来場証明NFT付チケットを、学生スポーツでは初めて販売します。アメリカンフットボールファンは、公式サイトで購入した電子チケットと共に会場に入ることで、将来有望な選手たちの活躍を目撃した証明として限定NFTコンテンツを所有することができます。

今後の展開

現在、エンタメDXクラウド「MOALA」は国内トップクラスのシェアを誇り、同サービスと連携するチケットエージェンシー、チケット販売システムは国内では30を超えます。playground株式会社は、今後も「MOALA」の開発や関係会社との協業を進めることで、日本のスポーツ・エンタメ業界にさらなるデジタル革命を起こしていくとしています。

【執筆者コメント】
エンターテイメント業界におけるデジタル革命が目覚ましい今、スポーツにおけるDXも、新たなビジネスの創出やコンテンツの充実には不可欠だとして注目を集めています。先月には、スポーツエコシステム推進協議会がスポーツ関連企業と複数のIT企業によって設立され、同月19日に『スポーツDXファクトブック』が公表されました。本記事にもあったように、NFTを活用してデータや権利の価値向上と新しい商流の創造を図ることが触れられています。

これまでは会場に入ること自体に重きを置いていたチケットも、今後は来場したことを証明するデータとしての価値が強まり、あらゆるファン活動に新たな価値を与えていくと見受けられます。

現在、アメリカンフットボールの本場NFLでプレーする日本人は一人もいません。今年私たちが大学アメリカンフットボールリーグの会場に足を運び応援した選手が、将来、日本人初のNFL選手になるかもしれません。その瞬間がきた時、今手にする限定NFTコンテンツが何倍も価値のあるものになると言えるのではないでしょうか。

執筆者/
リビルダーズ編集部 甲山 奏子

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