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DXナレッジ

2023/7/3

PoCとは? [ 横文字少なめ・ムダ少なめ・やさしさ多めの IT用語解説 ]

 PoCは「Proof of Concept / 概念実証」の略。 開発しようとしているサービスコンセプトが、本当に実現可能なのか検証することです。 システム開発の場合、企画段階で実現可能だと思っていたモノが、予期せぬ技術的課題によって実現不可能であることが後で発覚、といったことが往々にして起こります。 特にDXのようなAIやIoTなど新しい技術を多く使う開発の場合、その可能性が格段に上がるため、PoCは欠かせない工程です。 ●AI どのくらいの精度が出るのか / データがちゃんと集まるのか●IoT セン ...

インタビュー

2023/1/20

日本はまだ「主体的に動ける人」を評価できない。【 人間らしい仕事とはなにか論 vol.2 / アトラエ社・Wevoxエンゲージメント講師 平井さん 】

「たとえば会社の意志に従い積極的に行動している人は、主体的であると評価されます。でもその人は主体的ではなかったりする。実のところ従属的であったりすることに、会社も本人も気づいていないということが往々にしてあるんですね。」(アトラエ社・Wevox エンゲージメント講師 平井 雅史さん) 前回に引き続き、人間らしい仕事とはなにかについて、組織力向上プラットフォーム『Wevox (ウィボックス)』のエンゲージメント講師である平井雅史さんにお話を伺いました。 ※『Wevox』求人メディアGreenでおなじみアトラ ...

インタビュー

2023/1/19

だから日本の「生産性」は上がらない。【 人間らしい仕事とはなにか論 vol.1 / アトラエ社・Wevoxエンゲージメント講師 平井さん 】

「日本の高度成長期は”ボーナスステージ”だったという捉え方をしないといけない。ノーアイディアでも時間と工数を圧縮することで生産性を上げていれば経済成長できた。世界でも類を見ない、普通ではない状態だったわけです。そのことに気づき、アイディアで勝負する正常な状態に戻らなければ日本に未来はありません。」(アトラエ社・Wevoxエンゲージメント講師 平井 雅史さん) システムで自動化できる仕事を増やしていき、人間は人間らしい仕事をする。 DXの文脈でたびたび登場する「人間らしい仕事」というキーワードですが、明確な ...

DXナレッジ

2022/12/23

2025年の崖とは? [ 横文字少なめ・ムダ少なめ・すこし詳しめの IT用語解説 ]

 「2025年の崖」は、2018年9月に経済産業省から発行されたDXレポートで提示されたキーワードです。 DXを推進しなければ日本は2025~30年の間に国際競争力を失い、最大で年間12兆円もの経済損失が生じる国になってしまう、という警鐘を「2025年の崖」というキーワードでまとめています。  なぜ国際競争力を失ってしまうのか まとめると、ポイントは大きく2つです。 ❶既存ITシステムが使えなくなっていくこれまで企業が使ってきた、経理・財政・人事などの経営管理システムが老朽化 (レガシー化とも言います)。 ...

DXナレッジ

2022/12/19

クラウドとは? [ 横文字少なめ・ムダ少なめ・すこし詳しめの IT用語解説 ]

 クラウドとは、データセンタが保有するサーバ・パソコン・アプリケーションなどをレンタルし、遠隔で利用する状態を指す言葉です。 英語では「cloud」。「雲」を意味する単語で、雲の向こう側にあるサーバ・パソコン・アプリケーションを借りてくるという意味合いでcloudと呼ばれるようになりました。 クラウドの対になるのがオンプレミス。オンプレミスとは、サーバ・パソコン・アプリケーションなどを自社で用意・自社内に設置する状態を指す言葉です。 データセンタとは、サーバ管理の専用施設。サーバは高性能な機器であるがゆえ ...

DXナレッジ

2022/12/19

ホスティングとは? [ 横文字少なめ・ムダ少なめ・すこし詳しめの IT用語解説 ]

 ホスティングとは、データセンタが保有しているサーバを借りることです。 データセンタとは、サーバ管理の専用施設。サーバは高性能な機器であるがゆえに、適切な温度管理などを考慮した専用施設が必要になってきます。 ホスティングは、データセンタが保有しているサーバをレンタル、遠隔で利用します。自社でサーバを購入・構築、設置場所を用意する手間が省けることと、常に最新にアップグレードされたサーバが使えることが利点です。  ■実際には4段階ある オンプレミスかクラウドか、という論調がありますが、実際には4段階あります。 ...

DXナレッジ

2022/12/19

ハウジングとは? [ 横文字少なめ・ムダ少なめ・すこし詳しめの IT用語解説 ]

 ハウジングとは、自前のサーバをデータセンタに設置して運用する状態を指す言葉です。 英語では「housing」。housingとは「機械装置などを包み、保護する箱」を意味する単語です。つまり、サーバをデータセンタで保護するという意味です。 データセンタとは、サーバ管理の専用施設。サーバは高性能な機器であるがゆえに、適切な温度管理などを考慮した専用施設が必要になってきます。自社でサーバ設置場所を用意するよりも高いクオリティでサーバを守ることができます。  ■実際には4段階ある オンプレミスかクラウドか、とい ...

DXナレッジ

2022/12/19

オンプレミスとは? [ 横文字少なめ・ムダ少なめ・すこし詳しめの IT用語解説 ]

 オンプレミスとは、サーバ・パソコン・アプリケーションなどを利用者の施設内部に設置して運用する状態を指す言葉です。 英語では「on-premises」。premisesとは「施設」「建物」を意味する単語なので、 on-premises は「建物内で」という意味になります。 オンプレミスの対になるのがクラウド。クラウドとは、サーバ・パソコン・アプリケーションなどをデータセンタからオンライン経由でレンタルして運用する状態を指す言葉です。 データセンタとは、サーバ管理の専用施設。サーバは高性能な機器であるがゆえ ...

DXナレッジ

2022/12/16

SaaSとは? [ 横文字少なめ・ムダ少なめ・やさしさ多めの IT用語解説 ]

 SaaSは「Software as a Service」の略。 クラウドでレンタルで活用できるアプリケーションサービスのことを指します。 ●Excel●Photoshop●Gmail などなど私たちが普段使っているアプリケーションのほとんどはSaaS。 以前はこれらアプリケーションはお店で買ってきて、パソコンにインストールして使っていました。ですが今はクラウドで利用でき、1年に1回買い替えてはインストールしなおすといった手間から解放されました。 クラウドで利用できるサービス形態は、SaaSの他に、Iaa ...

DXナレッジ

2022/12/16

PaaSとは? [ 横文字少なめ・ムダ少なめ・やさしさ多めの IT用語解説 ]

 PaaSは「Platform as a Service」の略。 クラウドで活用できるプラットフォームサービスという意味で、プラットフォームにはアプリケーションを開発する際に必要な機能が揃っています。 ●Amazon Web Services (AWS)●Microsoft Azure (Azure)●Google Cloud Platform (GCP) 必要な機能とはたとえば、データベース・セキュリティ機能・データ分析機能・AR/VRアプリケーションの構築機能などなどです。 つまり、アプリケーションを ...

DXナレッジ

2022/12/16

IaaSとは? [ 横文字少なめ・ムダ少なめ・やさしさ多めの IT用語解説 ]

 IaaSは「Infrastructure as a Service」の略。 クラウドで活用できるインフラサービスという意味で、ネットワークやサーバ (CPU・メモリ・ストレージ) などコンピューティングリソースをレンタルすることができます。 ●Amazon Web Services (AWS)●Microsoft Azure (Azure)●Google Cloud Platform (GCP) カンタンに言うと、サーバを自前で購入・構築せず、クラウドでレンタルできるということです。 自前で購入・構築す ...

DXナレッジ

2022/12/5

日本に「エンジニア」はいない!?

日本はIT後進国だと言われていますが… 実は、世界で4番目にエンジニアが多い国であることはご存じでしょうか?(ご参照:「世界のIT技術者は推計2137万人、日本は第4位で国内人口の0.86%―ヒューマンリソシア」) この矛盾は一体… 今回は、実は日本のエンジニアは、海外のエンジニアとは違うというお話です。  日本のエンジニアは「コーディネーター」  日本には109万人のIT技術者がいると言われていますが、その多くが「SE」です。 ですがこの「SE」という職種は海外にはなく、SEの業務内容は海外でいうところ ...

DXナレッジ

2022/12/2

DXの目的とは? [ WEB上の記事を読んでもイマイチ分からなかった方向け ]

結局、DXの目的ってなに? DXは推進しているけど、結局DXってなんのためにやるのかわからない。経営者ですらよくわかっていない。結果、途中で止まってしまうことが多く、DX成功率は16%とすら言われています。 本記事ではDX関連本50冊以上・DX関連情報を無数に集めてきたREBUILDERSが、DXの目的とはなんなのか、解釈のズレが生じないようわかりやすい言葉でズバリ解説いたします。 【 読了時間5分程度を想定 】  DXの目的とは  結論、DXの目的は「デジタルビジネスをどんどん作れる企業になること」です ...

DXナレッジ

2022/11/28

従来と違う。DXプロジェクトの「要件定義以降」。

 前回、DXプロジェクトの具体的な進め方「構想」「PoC・テストフェーズ」についてお話しました。今回はその後のフェーズ「要件定義」以降についてポイントをお話していきます。(前回記事「DXの上流は「要件定義」ではありません。」) 参考文献はこちら企画立案からシステム開発まで 本当に使えるDXプロジェクトの教科書 著者:下田 幸祐、飯田 哲也 出版:日経BP 詳細は本書をご覧ください。本記事では、全体像をわかりやすく整理しています。  従来のシステム開発にはなかった工程  従来のシステム開発では「要件定義」が ...

DXナレッジ

2022/11/25

DXの上流は「要件定義」ではありません。

 前回、DXの具体的な進め方の、大きなポイントについてお話しました。(前回記事「従来のシステム開発とDXが明確にちがう点、一言で答えられますか?」) 今回はDXプロジェクトの上流部分、構想・PoCについて要点をまとめていきます。(次回は要件定義以降の要点を) 参考文献はこちら企画立案からシステム開発まで 本当に使えるDXプロジェクトの教科書 著者:下田 幸祐、飯田 哲也 出版:日経BP 「DXは企業変革」「DXはデジタル化ではない」といった概念的な情報で溢れかえっている昨今、DXの具体的な手順が細かく記載 ...

DXナレッジ

2022/11/21

従来のシステム開発とDXが明確にちがう点、一言で答えられますか?

 DXの進め方がわからない。 経済産業省のDXレポートにも概念的な情報は多く記載されていますが、具体的な進め方については書かれていません。ネット上でも見つけることができません。 この「結局、どう進めればいいの?」という疑問に100%応えている本がこちら、 企画立案からシステム開発まで 本当に使えるDXプロジェクトの教科書 著者:下田 幸祐、飯田 哲也 出版:日経BP T文字通り「教科書」のように、順を追って細かく説明されています。 「DX おすすめ本」で検索すると、どのページでも紹介されている名著。今回は ...

DXナレッジ

2022/11/18

TikTok の台頭から分かる、時代の変化速度。

 今はどんどん変化するVUCAの時代。 …と言われていますが、いまいちピンと来ない人も多いはず。私もその一人でした。 この変化の速さ具合が具体的に分かる題材があります。 TikTok です。 ショートムービー・マーケティング TkTokが変えた打ち手の新常識著者 若井 英亮 出版 株式会社KADOKAWA Twitter、Instagram、YouTubeはもはや古い。 これからはTikTokとすら言われていますが、実際具体的にかみ砕いてみていくと、TikTokが一過性のトレンドなどではなく時代の要請を受 ...

DXナレッジ

2022/11/14

アジャイル開発とは? [ 横文字少なめ・ムダ少なめ・やさしさ多めの IT用語解説 ]

 アジャイル (agile) とは「素早い」「機敏な」という意味。 アジャイル開発とは、 ●短期間でリリースできる●開発途中の変更にも柔軟に対応できる 具体開発のやり方・考え方です。  従来:「素早くない」「機敏ではない」けど、完璧を目指す [ウォーターフォール開発]  これまでシステム開発は [ウォーターフォール] という開発手法を採ってきました。 システム開発には大きく「要件定義」「設計」「開発」「テスト」という工程があります。   ウォーターフォールは「1つの工程が完成したら次の工程へと移っていく開 ...

DXナレッジ

2022/11/11

SoEとは? [ 横文字少なめ・ムダ少なめ・やさしさ多めの IT用語解説 ]

 SoEとは「System of Engagement」。 Engagement (エンゲージメント) という言葉は人事用語として、従業員の会社に対する「愛着」「思い入れ」という意味で使われています。 つまり「ユーザーの愛着・思い入れを高め、絆を深めるシステム」ということです。 具体的にはたとえば下記のようなシステムを指します。  ●ECサイト商品・便利な機能・ブログなどを拡充していくことで、どんどんユーザーとの絆を深めることができるシステム ●アプリYouTube・TikTok・ゲームアプリなど、利用す ...

DXナレッジ

2022/11/11

SoRとは? [ 横文字少なめ・ムダ少なめ・やさしさ多めの IT用語解説 ]

 SoRとは「System of Record」。 Record (エンゲージメント) は「記録する」という意味。 つまり「情報を記録していくシステム」ということです。 具体的にはたとえば下記のようなシステムを指します。  ●会計システム会計情報を記録し、効率よく管理できるシステムです。計算が合わない数字を自動で感知してくれたりするため、修正工数を大幅に削減できたりします。 ●人事システム社員情報を記録し、効率よく管理できるシステムです。社員数が増えるたび煩雑になっていくExcelでの管理を、一目で把握で ...