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DXナレッジ

2022/8/15

デジタル化で終わる企業の共通点は「ミッション不在」。

 ミッションがない企業はDXしなくてもいい、というお話です。 「ミッション?あんな標語なんて後でいい。まずデジタル化が先だ。」 という声が聞こえてきそうですが、実は日本企業のDXが「デジタル化」で終わってしまう傾向にあるのは「ミッション不在」が要因になっていることはご存じでしょうか。 ミッションの重要性についてはこれまでもお伝えしてきました。今回はさらにわかりやすい切り口でお話していこうと思います。 これまでミッションについて書いた記事>DXの一丁目一番地。「ミッション」がなぜ重要なのか、調べてみた。>日 ...

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2022/8/15

DXをやらなければいけない「本当の理由」まとめ。

 DXは、やらなければいけないモノと言われますが… なぜやらないといけないのか、ぴんと来る理由が見えてこない、というのが本音ではないでしょうか? 「2025年の崖のことじゃないの?」 いえそれはITリテラシーが高い人間にしか、ぴんと来ない話。ITリテラシーが低い人が大多数の日本において、2025年の崖の話はあまりにもぴんと来ない。だから日本のDXは進まないのではないでしょうか。 今回は、ITリテラシーが低くてもぴんと来る、やらなければいけない理由について調べてみました。  2025年の崖はITリテラシーが ...

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2022/8/8

「データ」ってなんだか分からなかったので調べてみた②

 日本は結構、データのことを誤解している。 前回、DXで必要なデータとは何かについてお話しました。( 前回記事「データ」ってなんだか分からなかったので調べてみた① )今回はその補足、日本にありがちな「データに関する勘違い」についてまとめてみました。 DXの推進が滞っているのは「データとはなんなのか、どう使うべきなのかの認識がそろっていないこと」に課題があるのではないかと感じる内容です。   無意味な日本のポイントカードアプリ  前回、DXにおけるデータとは「外部のリアルデータを取得すること」を意味している ...

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2022/8/5

「データ」ってなんだか分からなかったので調べてみた①

 DXはデータドリブン、とよく言われます。 ですが「データってなに?」と思われていた方、少なくないのではないでしょうか。知り合いのコンサルから聞いた話ですが、すでにデータを持っている認識でいる顧客が多く、みてみると大半は使えないデータなんだそうです。 「データってなに?」が不明瞭では、DXで何をすべきかも分からず推進はむずかしいでしょう。データとは何か、もろもろ調べてみました。  大体の企業は「データ0」からのスタート  冒頭のお話。 コンサルが話していた、すでにデータを持っている認識でいる顧客がデータと ...

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2022/8/1

デジタライゼーションとDXのちがいって?

 「どこまでやったらDXと言えるの?」 …これまでDXの理想はプラットフォーマーになることだとお話ししてきました。ですが突然「DXとはGAFAである!GAFAを目指せ!」と言われても、あまり現実味がなく途方に暮れてしまいますよね。 もっと現実味のある、デジタライゼーションとDXの間ぐらいのDXについて調べてみました。 『DX CX SX 挑戦するすべての企業に爆発的な成長をもたらす経営の思考法』 発行:クロスメディア・パブリッシング 著者:八子知礼 より具体的で、現実味のあるDX理解が進む著書です。 今回 ...

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2022/8/2

DXは、Xのほうが重要。

 DXという言葉が、DX推進の一番のガンになっている。 …かもしれない、というお話です。 DXを文字通り解釈すると「デジタルによってトランスフォーム (改革)すること」ですが、デジタル化を進めることでおのずと改革が進むようなイメージになる言葉です。 これはまったくの誤解であり、このこともデジタル化で終わってしまいがちな一つの要因になっている可能性があります。 今回はあらためて、誤解されがちなDXのXについてお話しします。   デジタル化とDXはこんなにもちがう  まず、あらためてデジタル化とDXのちがいに ...

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2022/7/25

「現場で止まらない」DX説得術を考察。

 「設備が古すぎて自動化なんて無理ですよ」「現場にITを使いこなすスキルなんてないですよ」「自動化したら仕事なくなるじゃないですか」 DXを進めるにあたり、最もネックになると言われているのが「現場の声」です。上3つの中でも、特に「自動化したら仕事なくなる」が本音でしょう。 この「現場の壁」を越える説得方法について考察してみました。  「やらなきゃいけないからやる」がそもそものガン  今回この記事を書いた理由は、目に触れる情報すべてがあまりにも、 「少子高齢化に備え、業務を自動化せよ。属人性は排除すべき。」 ...

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2022/7/22

海外DXの”まねび方”。

 日本はDXが遅れている。シリコンバレーや中国にならってDXを推進すべき。 と日々言われている私たちですが「サル真似せよ」は危険信号です。 海外のDX事例は、海外の文脈・背景の中で生まれた事象。日本の文脈・背景と合致することはなく、移植失敗が命取りになることもあります。 海外DXの文脈・背景を知り、なにを”まねぶ”べきか (「学ぶ」の語源は「真似る」) 考えるための材料として海外DXの文脈・背景をカンタンにまとめてみました。  そもそも文脈が合ってない前提で視るべき海外DX  前回、自社や自国の文脈に合っ ...

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2022/7/19

DX、いったんSTOP。  【 本質からズレないDXとは 】

 やらなければいけないDX。 待ってください。本当に「やらなければいけない」んでしょうか。 疑いの目をもったほうがいいかもしれません。 逆・タイムマシン経営論 日経BP社 著者:楠木 建 / 杉浦 泰 メディアの記事をさかのぼってみると、いつの時代も「いまこそ組織改革!」と報じられ、世の中全体が翻弄されていたことがわかる著書です。 さまざまなDX関連情報に触れるのは、この本を読んでから。マジメに他社事例などを取り込みDX推進している企業ほど、本質を見失い、倒産してしまう可能性があります。   トレンドが引 ...

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2022/7/15

【2022年度版】厳選!DX推進に効果的なおすすめ本 BEST 12選

 とにかくわかりづらいDX。 書店にも関連本がズラッと並んでいますが… ・どの本も同じこと言っている (ように見える)・著者の営業本だった (どこからどこまでが役に立つ情報なのか見えない)・専門用語が多すぎてわかりづらい (本質からずれてる気がする) …などなど、どの本に時間投資すべきか判断がつかず途方に暮れてしまいます。(一冊読み終えるのに1日~数日はかかりますからね…) 本記事では「本質的な目線で選んだ、本当に有効なDXおすすめ本」を精査。本質ズレしないDX推進をサポートできる優秀な本をセレクトしまし ...

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2022/7/11

「デジタル化」と「DX」の違いについて、とことん、くわしく、わかりやすく解説。

「デジタル化はDXを実現するための手段であり、目的ではない」というよくある説明を、かみ砕いて解説します。  「デジタル化」と「DX」のちがい 「デジタル化」と「DX」はまったく別物ですが、混同されがちです。理由は、そもそもDXとはなんなのかが分かりづらく、あいまいな情報が多く出回ってしまっているためです。本記事では、出来る限りくわしく、またわかりやすい平易な言葉で説明してみました。   「デジタル化」は、既存のビジネスをデジタル化すること デジタル化とは「既存ビジネスの業務プロセスをデジタルに変換すること ...

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2022/7/4

「企業を社会彫刻家にすること」と捉えると、DXはおもしろい。

  DXはつらい。 DXによって目指す先が見えないのに、国や経営陣からやれと言われ、失敗したら責任を問われる。社長が責任をもってトップダウンでやることだと言われているのに… DX推進者のモチベーションが一向に上がらない状況もまた、DX推進が進まない要因かもしれません。いま必要なのはもっと、前向きなイメージ。 実は、DXというのは 「民間企業を、利益を追求するだけの存在から、”社会のアーキテクチャーを設計する存在”へと変貌させること」 でもあるというのはご存知でしょうか。 DXを成功させることで、ITを駆使 ...

DXナレッジ

2022/7/1

まず、どのポジションを狙うべきか考えることもDX。

  「プラットフォーマーになれない企業は淘汰される」 DXについて調べれば調べるほどそんな強迫観念にかられますが、果たしてそうなのでしょうか。 DX後の世界観を明確に描いた『アフターデジタル』によると、これからのビジネスは「最上流がプラットフォーマー、次にサービサー、最後にメーカー」という序列になると言われています。   ・プラットフォーマーが、ユーザー体験をデザインし、ユーザーの自己実現に伴走する・サービサーが、プラットフォーマーが提供するユーザー体験の一部を担う・メーカーが、サービサーから依頼を受けた ...

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2022/6/27

オフラインから人はいなくなるのか?

  「人々はもうリアルにいない。オンラインに移行をはじめている。」 だから、DXによって企業をデジタルエンタープライズ化していく必要があるんだ。そんな誤解が広がっているように感じます。 たとえば、DXレポート『対話に向けたポイント集第一章』のこの図。↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓   オフラインの世界にはもう人がおらず、デジタル世界に移行しているような「イメージ」を掻き立てられるイラストです。 あくまで「イメージ」ですが、このズレたイメージが「いや、なんでもかんでもIT化すればいいってもんじゃな ...

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2022/6/24

「デジタルケイパビリティ」って結局なに?

  DXレポート2には一単語も登場せず、DXレポート2.1で突然頻出しはじめた謎の言葉。「デジタルケイパビリティ」↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓      造語に造語を重ねるところがITの世界のややこしいところですが、ここではデジタルケイパビリティのことを「ソフトウェアによって価値を創出する事業能力」と説明しているように思います。 わかったようなわからないような… この言葉、もっとカンタンにわかるようにいろいろと調べてみました。    デジタルケイパビリティとは「UXを開発する力」   ...

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2022/6/20

日本はDX後進国以前に、ミッション後進国だ。( 続・ミッションの重要性について調べてみた。)

  ミッションの精度を見れば、DXの成否が見える。 先日、DXにおいてミッションがいかに重要かお話させていただきましたが、今回さらに、ミッションの重要性が理解できる情報を見つけたのでまとめてみました。>前回の記事「DXの一丁目一番地。「ミッション」がなぜ重要なのか、調べてみた。」 DXはデジタル化ではない、と言われ続けているのに、デジタル化止まりのDXがなくならない現象の原因は、どうやらミッションにありそうだぞ、というお話です。   ミッションを、教訓で終わらせないことがDX  日本は、ミッション後進国で ...

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2022/6/17

「それはDXではない」と断言できる、たった1つの見極めポイント。

  【問題】新宿を歩いていたら、ショッピングモールからメッセージが飛んできた。キャンペーンの情報だった。これは、DXでしょうか?  …いかがでしょう?  【ヒント】これはオンラインとオフラインを融合した、いわゆるOMO (Online Merges with Offline) と呼ばれるDX時代のマーケティング手法です。  …それでは正解です。  【正解】DXではないただの通知が飛んできただけであり、特別便利でも、うれしくもないため。これはいわゆる「デジタル化」と呼ばれる範疇を超えていない施策。  「DX ...

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2022/6/13

「ジャーニー」を知ると、DXがやけにわかりやすくなる件③ ~ さよならターゲット設計 ~

  今回は「DXって地殻変動だなあ」と感じるお話です。 前回に引き続き「ジャーニー」という概念でDX理解を深めていく記事ですが、そもそもマーケティングの考え方自体もここまで変わってしまうのだと思い知らされた部分についてお話します。 前々回記事「「ジャーニー」を知ると、DXがやけにわかりやすくなる件① ~ どのくらいビジネスを変革すればいいかわかった ~」前回記事「「ジャーニー」を知ると、DXがやけにわかりやすくなる件② ~ データサイエンティスト不足は言いわけかも ~」 本記事では、仕事イメージをより具体 ...

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2022/6/10

「ジャーニー」を知ると、DXがやけにわかりやすくなる件② ~ データサイエンティスト不足は言いわけかも ~

  やっと、DXが具体的にイメージできるようになってきました。 前回に引き続き「ジャーニー」という概念でDX理解を深めようというテーマの記事です。(前回記事「「ジャーニー」を知ると、DXがやけにわかりやすくなる件① ~ どのくらいビジネスを変革すればいいかわかった ~」) 本記事では、仕事イメージをより具体的につかんでいただくため、前回の内容をさらにブレイクダウンします。従来とは異なる考え方をしなければ企画できないことがよくわかります。 UXグロースモデル アフターデジタルを生き抜く実践方法論 日経BP  ...

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2022/6/6

「ジャーニー」を知ると、DXがやけにわかりやすくなる件① ~ どのくらいビジネスを変革すればいいのかわかった ~

  海外のDX事例をみると、あまりに壮大すぎて「遠い国のお話」に感じてしまう。 それもまた、日本のDX推進停滞の要因かもしれません。 前回、DXの一つの到達イメージである「プラットフォーム」について書きましたが、例に挙げた平安保険の「平安グッドドクターアプリ」はあまりにもスケールが壮大すぎる… (前回記事「DX後の世界、覗いてきた。( プラットフォームってそういうことか )」) 話は理解できたけど、なにを参考に、どれをやるべきなんだ…と思っていたところ『アフターデジタル』の著者:藤井保文さんが2021年9 ...