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インタビュー

2022/11/7

ロジック上司に立ち向かっていってもダメ。イノベーションのカギは「運」にあり。【『1人イノベ』竹林さんの日本のイノベーション体質再構築論 vol.2】

「イノベーションを起こした人はみんな「運が良かった」って言うんです。じゃ、運ってなんなのかと言う話になりまして。調べてみたら、運の正体はすでにある程度科学的に証明されてたんです。」(『たった1人からはじめるイノベーション入門』 著者竹林 一さん) 前回「イノベーションとは軸を変えることである」というお話を、『たった1人からはじめるイノベーション入門』の著者・竹林一さんにお伺いしました。(前回記事『日本企業は「〇〇」を変えられない。だからイノベーションが起きない。【『1人イノベ』竹林さんの日本のイノベーショ ...

インタビュー

2022/11/4

日本企業は「〇〇」を変えられない。だからイノベーションが起きない。【『1人イノベ』竹林さんの日本のイノベーション体質再構築論 vol.1】

「その〇〇が今後も成長し続けるならそのままでもいいんです。でもその〇〇はもう腐りかけている。違う〇〇を見つけないとアカンわけです。」(『たった1人からはじめるイノベーション入門』著者 竹林 一さん) 日本はなぜこんなにもイノベーションが起きないのか。 『たった1人からはじめるイノベーション入門』の著者・竹林一さんにお話を伺いました。 竹林さんは現在、京都大学経営管理大学院客員教授、またオムロン株式会社イノベーション推進本部シニアアドバイザーとして、日本のイノベーション体質の再構築に取り組んでいらっしゃいま ...

DXナレッジ

2022/10/31

DXとは? [ WEB上の記事を読んでもイマイチ分からなかった方向け ]

 [ 読んでも読んでも腑に落ちない方へ ] ばっちりかみ砕いてご説明します! WEB上の記事は、すでに上位表示されていた記事の内容を焼き増しして作られることが多いため、同じ内容が上位にズラっと並んでしまう傾向があります。 つまり、上位表示の記事を読んでもイマイチ腑に落ちなかったとしたら、もうWEB上にあなたを納得させる記事はほぼないということです。 ここでは、50冊以上本を読み、エンジニアやデジタル庁の方などからお話を聞いた筆者が、上位表示記事を焼き増しせず、できるだけ横文字を使わず、かみ砕いて「DXとは ...

DXナレッジ

2022/10/28

なぜシリコンバレーでは、アジャイルで大規模開発できるのか。

 DXとアジャイル開発はセットのように言われています。 ですが日本では、アジャイル開発の成功条件として「開発規模が小さい」「生産性が高いエンジニアが揃っている」などが挙げられています。 アジャイル開発では、大規模な開発には対応できないのだろうか… そんな疑問に応えてくれる情報を見つけました。 シリコンバレーではどうやって大規模システムを開発していくのか(シリコンバレーエンジニア酒井潤チャンネル - シリエン戦隊JUN TV) 非常に示唆に富んだお話で「正直、日本ではアジャイルで大規模開発は無理なんだ」と思 ...

DXナレッジ

2022/10/24

稲盛さんに学ぶ、DX時代のTOPの在り方。

 先日亡くなられた稲盛 和夫さん。 京セラ・KDDIをゼロから創り、78歳で赤字続きだった日本航空の再建を引き受けたった3年で再上場させた「経営の神様」と呼ばれた人です。 昭和・平成の経営者ですが、実はその考え方・生き方はまさに今、DXのこの時代におけるTOPに求められている在り方そのものでした。 ポイントを整理してお話します。  フラットな組織を作れるのは慢心を捨てたTOPだけ。 DXとは、トップとボトムがフラットに連携しあう企業体を目指すことです。 トップから下りてきた企画を、ユーザーと対峙するボトム ...

DXナレッジ

2022/10/24

たしかに、DXが進まないのは、クラウド活用が進まないから、だった。

 先日「なぜ日本企業はクラウド活用が進まないのか?」という動画を見ました。 クラウドSTATION【新番組】なぜ日本企業はクラウド活用が進まないのか?徹底議論https://www.youtube.com/watch?v=mQrla4zcqL4 内容は「いまだ9割がレガシーシステムのお守りだから」。この動画の内容の信ぴょう性は定かではないですが、クラウドが進んでいないのは「レガシーシステムのお守りで忙しいから」という側面と、一方で、クラウド推進に手をこまねいているという側面があるようです。 DXを成功に導 ...

DXナレッジ

2022/10/17

DXレポートとは  [ ポイントをかみくだいて10分で理解 ]

 「DXレポート」とは、国が発行するDXの教科書です。 2018年9月以降、経済産業省から3回にわたり公開されています。 DXにまつわる事柄がほぼすべて網羅されている一方、分量があり、すべて読みきるには時間がかかります。また、ポイントをつかみづらいという難点もあります。 Dこの記事では、DXレポートの重要なポイントを10分でつかめるよう整理しまとめてみました。  2022年時点で3つ公開されているDXレポート これまでDXレポート1・2・2.1が発行されています。 ①DXレポート1 (2018年9月公表) ...

DXナレッジ

2022/10/14

WEB3から見える、DXのその先。

 WEB3が話題になっています。(いい意味でもわるい意味でも) DXとは一見関係のない話なのかと思っていましたが、よくよく調べてみると、DXが向かうその先の世界の話でした。 ビジネスは経済的な合理性のもと進化していきますが、それとは別に、人間は根源的な欲求としてフロンティア・未開の地を求めます。そのフロンティアとしていま熱い注目を集めているのが「宇宙」、そして「Web3」です。 DXとは、企業が、世の中の変化にすばやく反応するアジリティ(機敏性) を獲得することでもあります。世の中の変化の大きな流れをつか ...

DXナレッジ

2022/10/11

アジャイルか、ウォーターフォールか、ケリをつけよう。【エンジニアの証言】

 DXはアジャイルとセット。 と言われますが、アジャイルを推進するのは非常にハードルが高い。アジャイルに固執しすぎることがDX推進の妨げにつながっているのではないか?という疑問がありました。 その疑問に答える話をエンジニアがしているウェビナーがあり、今回はそのウェビナーから得た情報の考察記事です。 「エンジニアが語るDXのホント あらゆるムダを撲滅せよ!~これが0次DX」 アジャイルを推す内容でしたが、ウォーターフォールとアジャイルを客観的に比較したうえで、最終的にはケースバイケースであると締めくくってい ...

DXナレッジ

2022/10/7

【悲報】DX推進者の皆さん。やはり…プログラミング勉強は、避けられませんよ。

 どうしてシステム開発はうまくいかないのか。 エンジニアのビジネス理解力が不足しているから、と言われますが、非エンジニアのプログラミング理解力不足も同様に要因。むしろそちらの方が問題なのではないかと感じる本を見つけました。 実況!ビジネス力養成講座 プログラミング/システム 著者:岡嶋 裕史 出版:日経BP ノーコードで開発できるからとあぐらをかいていてはいけません。DXは、攻めのITシステムを高速でリリース・変化・改善させていくことでもあり、この本に書かれているプログラミングにまつわる知識、そしてプログ ...

DXナレッジ

2022/10/3

「ルールメイキング」が出来ない企業のパーパスはただの標語

 パーパスが言葉で終わっている企業が多い。 パーパスを実態に変えるためには何が必要か? デジタル技術?それもたしかに正解。 ですが、デジタル技術でどんなに画期的なサービスを開発したとしても、法律・ルール上NGであれば、そのサービスが世に生まれ出でることはありません。 以前ルールメイキングの話をしましたが、世の中の先頭を行く企業は法律・ルールを作り変える活動をおこない、パーパスという名の正義を正解に変えています。(参考記事『デジタルだけでは、あたらしいビジネスは創れない。』) とつまり、デジタル技術とルール ...

インタビュー

2022/9/30

「辞めてほしくない人が辞めつづける企業」を量産してしまうスキルマッチ採用の悲劇。【おっしーさんの日本の人事再構築論 vol.2】

「スキルが高い人が、気に入らないことが起きたときネガティブキャンペーンを行い、大量の人が離職してしまうという事案があらゆる企業で起きています。スキルマッチ採用への偏重はそろそろ改める必要があると思います。」(採用モンスター CEO 鴛海 敬子さん) 前回「日本の人事を再構築する人」として採用モンスター・CEO鴛海さんに、人事のオペレーター化問題についてお話しいただきました。(前回記事「属人性の排除が「オペレーター人事」を増やし、採用力の低下を招いている。【おっしーさんの日本の人事再構築論 vol.1】」) ...

インタビュー

2022/9/26

属人性の排除が「オペレーター人事」を増やし、採用力の低下を招いている。【おっしーさんの日本の人事再構築論 vol.1】 

「いまの人事に足りていないのは”深掘り”。本当に採用したいって思っていたら、もっと深く質問するはずなのですが、出来ない人が多い。オペレーターになっている人事がどんどん増えていますね。」(採用モンスター CEO 鴛海 敬子さん) 採用に苦戦する企業が増えている。特にDXが叫ばれる昨今、エンジニアの採用倍率は18倍以上に跳ね上がり、まさに採用戦国時代に突入しています。そんな最中、救世主のごとく誕生した「株式会社採用モンスター」。エンジニアの平均採用単価が200万円に届こうかという中、採用単価3万9000円とい ...

DXナレッジ

2022/9/22

デジタルだけでは、あたらしいビジネスは創れない。

 デジタルの力だけでは、あたらしいビジネスは作れない。 デジタルの力であたらしいビジネスが実現できても、法律などのルールが追いついておらず実現しないということが往々にしてあります。 ですが、トレンドはもうその先、企業がルールを作り変える時代に突入していました。 Forbes 2022.8号 「新しい市場創造」入門 特集『RULE MAKERS』 という特集です。DX時代の企業に必要なのは、デジタル技術力とルール創造力であることを示唆しており、非常に興味深い内容でした。  世界は1人の人間の情熱で変わってい ...

DXナレッジ

2022/9/20

コードを理解しない上司が日本をぶっ壊している件。

 やっぱり…プログラミングは勉強しないと、というお話です。 前回「テクノロジーはよく分からないから専門家にお任せ、というスタンスではいけない。勉強を避けてはいけない。」というお話をしました。 私自身自戒の念を込め、そうだな。と思っていたのですが、なんとなく理解したつもりで、具体的になぜプログラミング勉強しないといけないのか理解していなかったため情報をあさっていたところ…見つけました。いやあ、探せば見つかるものですね。 シリコンバレーエンジニア酒井潤チャンネル - シリエン戦隊JUN TV の中に、その答え ...

インタビュー

2022/9/16

セブン銀行は「なぜ」内製化を定着させることができたのか、徹底ヒアリング。

「セブン銀行はお客さま志向が強い企業ですが、それでも多数の課題にぶつかりました。そこで諦めずに粘り強く推進してくことが成否を分けるポイントになると考えています。」(セブン銀行 デジタルバンキング部 調査役 斉藤 大明さん) 前回セブン銀行に「内製によってなくすことができたもの、生み出すことができたもの」についてお話を伺いました。今回は、どのように内製を社内に定着させていったのかについてお聞きしました。 内製化・アジャイル開発導入に取り組むも、なかなか上手くいかない企業が多いなか、セブン銀行はどのように定着 ...

インタビュー

2022/9/12

外製と内製、双方を知るセブン銀行が語る「内製によってなくすことができたもの、生み出すことができたもの」。 

「結局、内製化の一番のメリットは ”モチベーションが高まること” だと感じています。抽象的ですが、モチベーションは重要です。頭の働き方が変わり、仕事が変わってきます。」(セブン銀行 デジタルバンキング部 副部長 紙中 加代子さん) 突き抜けたユーザー志向を競合優位性とした、独自のビジネスモデルを切り開くセブン銀行。内製化・アジャイル開発手法の導入にも成功し「Myセブン銀行」アプリ の開発 を鋭意推進している、まさにDXのお手本となる企業の一社です。 そんなセブン銀行の「Myセブン銀行」アプリを担当されてい ...

DXナレッジ

2022/9/9

アジャイルを特別ななにかだと勘違いしていませんか。

 わかってると思い込むことは危険。 前回の記事で、自戒の念を込めそのような話をさせていただきました。 アジャイル開発も、エンジニア以外の人にとっては「わかってると思い込んでる」情報になってしまいがちな事象の一つです。 『ここはウォーターフォール市、アジャイル町』ストーリーで学ぶアジャイルな組織のつくり方 出版:翔泳社 著者:沢渡あまね・新井剛 こちらは以前書いた記事と同様、ストーリー仕立ての本になります。 DXは企業変革であるとよく言われますが、このアジャイル開発導入こそが変革に直結していることがよく分か ...

DXナレッジ

2022/9/5

【 ネコちゃんでもわかる 】「DXとはなにか」デジタル化との違いなど、専門用語を一切使わず、超~~わかりやすく。

 DX(デジタルトランスフォーメーション)って何なの?どういう意味なの?をできるだけ簡単な言葉でわかりやすくご説明いたします。デジタル化やIT化といった似ているワードとの違いも一覧でまとめました。  DXってなに?をわかりやすく解説。  最近よく聞くDXというワード。そもそも何の略なのか?この言葉が生まれた背景や歴史、どんな意味なのかを解説します。  そもそもDXって何の略?まずは言葉の定義について DXとは「デジタルトランスフォーメーション」の略。そのまま訳すと「デジタルによる変身」という意味になります ...

DXナレッジ

2022/9/5

【ネコちゃんでもわかる】「DXの進め方」の具体的なアプローチについて、専門用語を一切使わず、超~~わかりやすく。【後編】

 結局、DX(デジタルトランスフォーメーション)ってどうやって進めればいいの?をできるだけ簡単な言葉でわかりやすくご説明いたします。本記事では、DXの進め方・事例について解説します。  DXってどうやって進めるの?【後編】  DXって実際進めるためにまずどうすれば良いのか? 【前編】では、まずはDX推進担当者が気を付けるポイントについてお話してきました。【後編】では、進め方のアプローチと国内外の事例についてお話します。 >前編はこちら【ネコちゃんでもわかる】「DXの進め方」について、ポイントを、専門用語を ...