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無料で使えるOpenAIの画像生成AI「DALL·E 3」(ダリ3)の性能がすごい!

情報発信元:https://openai.com/dall-e-3
(別サイト「OpenAI」を別ウィンドウを開きます。)

【概要】

2023年9月21日にOpenAIの新しい画像生成AI「DALL·E 3」がリリースされ、その高性能な画像生成能力にユーザー間では早くも驚きの声が上がっています。

また、それだけはなく、連動するようにマイクロソフトにも大きな動きがありました。同社が提供するBingチャット内で、無料でこの画像生成AI「DALL·E 3」が利用可能になりました。これにより日本のユーザーも、日本語で画像生成AIに指示を出すことで、高解像度の画像を生成できるようになりました。

DALL·E 3は画像生成にあたりオブジェクト(絵の中に登場するものや人物など)間の関係性を予測し、それに基づいて画像を生成するため、非常に高い精度とリアリティを持つ。もちろん注意点として、特に著作権に関する問題については指摘の声が上がっていることには気をつけて使用する必要があります。


【執筆者コメント】

さてさて、OpenAIがまたやってくれましたね。「DALL·E 3」っていう新しい画像生成AIを既に使った方もいらっしゃると思いますが未来感満載です。

ネットには早速その使用感に関するレポートが上がってきています(参考サイト:https://ascii.jp/elem/000/004/162/4162823/)が、猫の画像やアニメ風の少女、ユーザーの指示する言葉だけでイメージ通りの画像を生成してくれるんです。

さらにマイクロソフトのBingチャットでもタダで使えるなんて、ちょっと贅沢すぎる気がしますが、無料で使えるということでありがたい限りですね。

倫理的側面にはご注意を!

でも、ちょっと待って欲しいのが、使用する上でリスクも当然あります。当編集部でも以前から注目してきている「著作権問題」です。以前「グラドルAI」が一週間で姿を消した点を調査しましたが、根幹の部分には著作権という根深い問題がありました。

話を戻しますが、自分の思い描いたものをAIが瞬時に形にしてくれるのは便利ですが、それって本当に「自分のオリジナリティなのかな?」っと疑問が湧きます。

イラストとなれば尚更で、AIイラストレーターというAIでイラストを作ることを専門でやっている方も登場してきていますが、そうなると従来の自分の手で1からイラストを書いていたイラストレーターさんからするつ、か・な・り。。。複雑なお気持ちかと思います。

AIを扱う側の教育とリテラシーが必要になってきた

AIが作ったイラストが、イラストレーターさんの作品と似ていたらどうなるのか?たとえばドラえもん風のキャラを作るとか、ガンダムっぽい何かを生成するとか、そういうのってどこまでがセーフで、どこからがアウトなのか。

これからの時代、AIを使って何かを作る人たちは、そういうのもしっかり考えないといけない時代になってきたのは間違いありません。テキスト生成AIもそうなのですが、AIに作らせた当人が責任を持って良し悪しを判断する力がないと、いつか炎上するのは目に見えています。

AI技術が日常生活やビジネスの中でますます普及する中、AIリテラシーの向上が求められています。これは、AIの動作原理や限界を理解し、適切に利用するための知識やスキルを身につけることを意味します。

人とAIの協働

でも、逆に考えると、これからのクリエイターたちは、AIとの協働作業が当たり前になるかもしれません。自分のアイディアを形にする手助けとして、AIを上手く使っていくのが新しいスキルになるのかも。

私自身もそうなんですが、0→1で企画を考えたり、文章を考えたりするときに、まずはChatGPTに相談をすることが増えてきました。これが効果抜群で、0→1で何かを生み出すときのストレスが半減したんです。

これからの時代を生き抜くためには、AIとの上手な付き合い方を学ぶことが大事だなと思います。とにかく、DALL·E 3の登場は、これからのクリエイティブな世界に大きな変化をもたらすこと間違いありません。これからの展開が楽しみで仕方ないですね。

執筆者/
リビルダーズ編集部 丹治 秀人

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