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株式会社JBCCが超高速開発手法「JBアジャイル」によるDX化を支援

情報発信元:https://news.yahoo.co.jp/articles/65cb45dc940a9ab6c426299b6572eda50421bd7a
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株式会社JBCCが同社の超高速開発手法「JBアジャイル」を用いて、パシフィコ横浜の施設利用システムをDX化した。パシフィコ横浜は日本最大級の複合MICE施設として、年間およそ1000件の会議やイベントを開催している。

課題となっていたのは、利用者が申し込む流れとして紙やExcelベースの申込書に記入・捺印をして煩雑になっていることがお客様満足度アンケートで低評価となっていた。また、イベント開催時の機材や備品の手配に伴う作業指示書の作成もシステム化されていなかった。

上記の課題を全面システム化したいという考えがあったがパシフィコ横浜ではITの専任者がいないことから、今回株式会社JBCCが支援をする形になった。JBCCが用いたのは「JBアジャイル」という超高速開発手法である。パシフィコ横浜にIT専任者が十分にいなくても、要望通りのシステムを実現するために、実際に動く画面・機能を確認しながら開発に反映するサイクルを取り入れた。

また、AWSを活用したクラウドネイティブ開発をすることで高品質かつスピード感があり、将来の変化に対応できる拡張性のあるシステム開発が可能となった。さらには、イベント時に必要な作業指示書作成のユーザーページを実装した。

個々のアクセス情報を用いて当該イベント情報にアクセスし、各種登録・手配を一元管理し、2段階認証を導入したセキュリティ面も担保し、押印レスで業務効率化を実現した。結果として、申込書や各種提出書類に関する手続きの顧客満足度は67%から82%におよそ15%向上した。 今後はさらなるDX推進の為、申込システムと基幹システム間の連携や、蓄積したデータ活用をしていく。

【執筆者コメント】
今回はDXのキーワードとして流行りと言っても良い「アジャイル」に着目した。その中でもJBCCがサービスとしている超高速開発手法の「JBアジャイル」という事例だ。

業務効率化の事例としてよく目にするのは、SaaSサービスやパッケージという製品導入による事例だと感じる。ただ今回はアジャイル開発という手法を導入するといったDX化の事例だった。顧客満足度は67%から82%におよそ15%向上したという成功に繋がったとの事だが、そのポイントはアジャイル開発だったと考えられる。パシフィコ横浜側にIT専任者がいなくてもデジタル化に成功したという点もポイントだと思う。

SaaSやパッケージの導入だとある程度受け入れる側がIT知見が無いとカスタマイズが上手く行かなかったり、パッケージベンダーの言いなりになってしまうケースもあるだろう。今回の場合は要件定義をしてそれをもとに実際に動く画面・機能を確認しながら、ユーザーの意見を開発に反映して、要件を整理してというサイクルで進めることができたので、要望通りのシステムを開発できた。

また単なるアジャイルではなく、超高速開発手法としているため、AWSを活用したクラウドネイティブを取り入れることで、一元管理ができるユーザーページを作り分かりやすく使いやすいUIを実現し、2段階認証といったセキュリティ観点も反映することができた。

日本は海外と比べ事業会社にエンジニアが少なく、内製化が遅れている印象がある。今後は今回の事例の様な、ユーザーとシステム開発企業が一体化できるアジャイル開発の推進に期待したい。

執筆者/
リビルダーズ編集部 國本 樹紀

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