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ChatGPTで成功したOpenAI社、企業価値が900億ドルに大幅上昇

情報発信元:https://techcrunch.com/2023/09/26/openai-is-reportedly-raising-funds-at-a-valuation-of-80-billion-to-90-billion/
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【概要】

Wall Street Journalの関係者が、OpenAIが現在の評価額29億ドルから80億ドル~90億ドルの間に評価額を上げるための株式売却の議論を進めていると報じました。

3つのポイント

  • OpenAIの評価額が大幅に上昇予定

OpenAIは、AI技術の先駆者として知られる企業です。最近、Wall Street Journalの報道によれば、OpenAIはその企業価値を現在の290億ドルから、なんと800億ドルから900億ドルの間に引き上げる計画があるとのこと。

  • 従業員が持つ株式の売却が可能に

この評価額の上昇に関連して、OpenAIの従業員は自分たちが持っている会社の株式を売却することができるようになると言われています。これは、新たに株式を市場に出すのではなく、既に存在する株式を売買する形になります。

  • テキスト生成AI「ChatGPT」の大成功

OpenAIは「ChatGPT」というテキスト生成AIを開発し、この技術は世界で非常に注目を浴びています。ChatGPTは、ユーザーが入力するテキストに基づいて、エッセイや詩、要約などの文章を自動生成することができる技術です。TechCrunchの最新情報によるとChatGPTがさらに進化し、ユーザーとの音声対話も可能になるとのこと。


【執筆者コメント】

テキスト生成AI業界を依然として沸かせているOpenAI社ですが、なんといってもChatGPTの大躍進が今回の評価額に大きな影響を与えていると考えるのが自然です。

最近のChatGPTの成功を裏付けるエピソードとして、フォーチュン・グローバル500に登録されている企業の8割がChatGPTを導入し業務効率化を進めているニュースがありました。

最近では企業向けプラン「Enterprise」をリリースするなど、業界を牽引するChatGPTからは目が離せませんが、なんとなんと!9/25のOpenAIの公式発表によると、画像認識、音声認識が可能になるということです。対象ユーザーは「Plus」および「Enterprise」の両プランのユーザーであるということです。

音声機能はiOS/Androidで利用可能で、テキストの読み上げ機能については、プロの声優を起用して5つのボイスから好みの音声を選ぶ仕組みになっている。これは有名人になりすました悪用を阻止するための方式と思われます。

画像認識機能については全てのデバイスで利用が可能で、写真やスクリーンショットなどの画像を読み込ませることで、画像を解析してユーザーにテキスト情報として伝えることが可能とのこと。例えば、冷蔵庫の中を撮影した写真を読み込ませて「今日の献立を教えて」と質問をすると、写真に写っている食材を使って作ることができる料理を提案してくれるといった具合です。

この2つの新機能については今後2週間以内に提供を始めるということで、有料版のPlusを利用している場合はぜひ活用していきたい機能となりそうです。

執筆者/
リビルダーズ編集部 丹治 秀人

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