情報発信元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000003.000095774.html
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グローリー株式会社は、高齢者施設などの部屋を見守る転倒検知システム「mirAI-EYE(以下、ミライアイ)」を1月10日よりリリースすることを発表した。
エコナビスタ株式会社と協業によって今回のリリースに至っており、赤外線3次元センサーを利用し、人の骨格から姿勢を正確に認識できるAI画像認識技術を応用して作られている。
エコナビスタが提供する高齢者施設見守りシステム「ライフリズムナビ®+Dr.」との連携によって高齢者の安全・安心と介護スタッフの負担軽減を実現させることができる。
背景
高齢者施設内における事故のおよそ60%を占めているのが転倒だと言われている。
特に高齢者の転倒は早朝や深夜に多く発生しているため、介護スタッフは昼夜を問わず見回りが必要となっている。それにより、ただでさえ深刻な人手不足が叫ばれている中大きな負担となっていた。そこで「ミライアイ」を導入することで高齢者施設における介護の質の高さの向上や介護現場の効率アップに貢献できる。
「ミライアイ」の特徴
1. 転倒事故を早期発見し、介護スタッフの負担を軽減
赤外線3次元センサーにより読み取った高齢者の姿勢をAIが「転倒」と判断すると、ライフリズムナビ+Dr.と連動し、介護スタッフ側に通知することができ、見回りの必要がなくなる。よって介護スタッフの負担軽減、また事故の早期発見に繋げることができる。
2. 赤外線3次元センサーで部屋全体の見守りを実現
赤外線3次元センサーで使われている電磁波は、太陽光と干渉しない人の目に見えない波長を使っており、直射日光の入る日中や就寝時の真っ暗な居室でも正確に転倒などの検知が可能である。
3. 管理PCに通知履歴を蓄積し、事故の予防に貢献
管理PCで通知履歴、映像の録画、閲覧が可能。過去履歴や保存データより詳細な状況を把握し、事故防止策の検討に活用することが可能である。
【執筆者コメント】
今回は高齢者の転倒検知システムについての記事を取り上げた。
7割以上の介護施設が人手不足を感じると回答するように人手不足が叫ばれる介護業界なので、いかに少ない人手でやりくりできるか、省人化できるかが重要視されている。
そんな介護業界においては、介護スタッフの負担を軽減できる本システムは画期的なのではないだろうか。「ミライアイ」では早朝、深夜問わず高齢者の転倒を検知することができるので、人件費、介護スタッフの負担が1番大きい業務時間外についてもしっかり対応ができる。
過去の類似したシステムでは、転倒してないのに検知してしまうなどの課題はあったが、さまざまな姿勢を機械学習させたAI画像認識技術により、誤検知する問題を解決し、高精度な検知を実現することが可能のようだ。
プライバシーという観点についても「モザイク設定機能」などがありプライバシーに配慮したシステムとのことで安心だ。
2025年問題も叫ばれる中、本システムのように介護スタッフの省人化ができたり負担を軽減するなどより効率が良くなるシステムをDXの力で増やしていくことが今後も必要になるであろう。
執筆者/
リビルダーズ編集部 宮田 健志郎