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内製開発チームのエンジニア採用において、コーディングテストツールを導入 東京ガスにて

情報発信元:https://japan.zdnet.com/article/35198293/
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6日、東京ガス株式会社が同社のデジタルコミュニケーションツールを内製的に開発しているCX推進部デジタルマーケティンググループのエンジニア採用において、「Track Test」というコーディングテストツールを導入したと発表されました。

今回ツールが導入されることになった内製開発チームは、Webサイト、スマホアプリの開発、運営を行っており、それらのUI/UXの向上を目的にアジャイル開発を実践しています。

そんな内製開発チームのエンジニア採用においては、設計から実装まで1人でできる自立したエンジニアを求めていました。アジャイル開発ではスピード感のある開発を行います。そのためマネジメントスキルだけでなく、上記のようなスキルが必須となったのです。

そこで導入されたのが今回のコーディングテストツール「Track Test」でした。

Track Testは、プログラミングスキルをテストし、テスト結果のデータをもとに採用支援を行うエンジニア採用プラットフォームです。

オフィシャル問題の閲覧、オリジナル問題の作成や、様々な問題形式に対応したオンラインエディター、自動採点機能等も搭載しており、採点結果から受験者ごとの詳細結果や平均点も確認ができるようです。

同社は今回のツール導入の決め手として、「簡易なフロントエンドの実装など、実践的なコーディングテストが実施でき定量的に候補者を評価できる点」をあげました。

今後の展望として、候補者のプログラミングスキルを可視化し、DXを推進していくデジタル人材採用を促進していくとしています。

【執筆者コメント】
今回は、DXで必要不可欠な人材採用の話題を取り上げました。人材不足が嘆かれるなか、自社が欲しいスキルを持った人材を採用するのは簡単では無いのではないでしょうか。

実際プログラミングのソースコードをどの程度書けるか事前にテストできると、スキルを定量的に測れるためスキルの高い人材を獲得しやすいと思います。

東京ガスのコーポレートサイトでは、DX推進による新たな価値提供を行っていくとし、新規事業の創出や既存事業の変革など、10個のプロジェクト推進が掲げられています。また同社は、脱炭素社会の実現に貢献すべく、ソフトウェアテクノロジーを強みに顧客のDX支援に本腰を入れているとのこと。
【参考記事】https://toyokeizai.net/articles/-/538351

エネルギーインフラ企業としてDX推進に取り組む東京ガスに今後も注目していきたいです。

執筆者/
リビルダーズ編集部 甲山 奏子

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