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今年の12月より株式会社インタラクティブソリューションズは、お客様と対面しているように”話す”ことを想定してロープレができる、自主トレアプリ「iRolePlay(アイロールプレイ)」の提供を開始する。
営業や接客に関わる社員に対話力、コミュニケーション能力の向上に会社として取り組んでいきたい企業を対象としている。現在の段階は、まだ製薬企業の営業教育や、語学教育などで試験導入をして検証を行っているようだ。
「iRolePlay」は営業や接客に関わる社員が、WEBミーティング形式のシミュレーションを行うことで、「自分の好きなタイミングで24時間問わずロープレを行う」ということが実現可能な「プレゼン&ロープレ・トレーニングツール」である。
特徴としては、画面上で自身の弱点・重点箇所をAIが指摘してくれたり、コミュニケーションをとっていく中でお客様のニーズを引き出すための「深掘り質問」を設定することもできる。これにより通常行われている社内研修と比べても教育効果、効率はかなり高い。
コロナ禍の影響から、多くの企業で今までとは仕事のやり方、環境などが大きく変化している。訪問や先輩の同行といった対面での実践力を養う場は減っていき、オンライン上での打合せに変化していき、頻度や質も低下していると言われている。
また社内研修などもオンライン化し、上司からの一方通行な指示や説明が多く受け身の学びが増えてきている。課題としては、コロナ禍から実践によって得られる学びが大きく減少しており対話力が落ちているという点である。
今回の「iRolePlay」の特徴としては、学習者は学ぶたびにクリアできた弱点や次の課題が提示されるため学びの可視化ができモチベーション向上につながる。
また教育者は個別指導やロールプレイに割いていた教育時間のコストを削減でき、社員の対話スキルの底上げを図ることができ、また各社員の学習成果を管理画面上で可視化して把握することで、実務で的確なアドバイスをすることが可能になるのである。
【執筆者コメント】
今回はオンラインでAIによる営業ロープレが行える「iRolePlay」というアプリについての記事を紹介した。解決できる課題としては、大きくは2点ある。
1つ目は資料や話法は共有できても、実際に部下がアウトプットし、習得できているかどうかは明確にわからないという点である。部下は研修などでインプット重視になってしまいアウトプットの機会は減っているとよく言われるように、実際にアウトプットできるようになっているかという観点が見えにくいという課題がある。その課題に対して本アプリは知識のアウトプットの機会を確保することができ、習得度を明確にすることができる。
2つ目は人間によるロープレの実施後のフィードバックは「その場しのぎ」や「思い付き」になりがちで、具体的な改善アドバイスが少なくなってしまうという課題である。こちらに関してはやはり人間であるがゆえにと言った部分が強く、感情でのアドバイスになってしまう。本アプリでは、AIによりそういった部分を排除できるのがメリットであるだろう。
オンラインになりありがちのインプット過多を防ぎ、アウトプットの機会を確保しながら、AIによる的確なフォローでロープレを積み重ねることができる点は企業にとって画期的なものになるのではないだろうか。
定量的なデータとして本アプリを使ったことでどれだけ社員の能力が向上したかや満足度のアンケートなどの実施のよりさらなる普及が見込めるのではないだろうか。
執筆者/
リビルダーズ編集部 宮田 健志郎