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【CSV×DX】岡山大学とあいおいニッセイ同和損保が連携開始

情報発信元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000965.000072793.html
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2022年10月11日、国立大学法人岡山大学は、あいおいニッセイ同和損害保険株式会社と、共同研究や人材育成などを通じSDGsの達成に貢献することを目指し、連携する協定を締結した。

今年4月、同社の社長が社長にに就任した際、社長着任挨拶のために岡山大学を訪れた。その時に同社の掲げる「CSV×DX」というCreating Shared Value (社会との共通価値創造) とDXを組み合わせる意味を持つステートメントが、岡山大学が持っているビジョンである「ありたい未来を共に育み、共に創る研究大学」と一致することが分かり連携が始まった。

具体的な連携内容としては、同社の保有するテレマティクスデータ(自動車などの移動体に通信システムを組み合わせて、リアルタイムに情報サービスを提供すること)と岡山大学のAI・データサイエンスを融合させ、テレマティクスデータを活用し運転者の健康状態の異変検知や、観光地の人気向上などデータサイエンスをテーマとしたインターンシップなどに取り組むことを予定している。

岡山大学の槇野学長は「AI・データサイエンスを活用し、地方活性化に役立つサービスの社会実装に貢献し、その成果をさまざまな分野に展開することで課題解決につなげていきたい」、新納社長は「社会課題解決への挑戦とともに、⼈財の相互交流にも⼒を⼊れ、岡山発世界⾏のイノベーションを⽣み出していきたい」と岡山県の活性化に向けて熱い想いを語り、全学体制で「組織」対「組織」の連携を推進していく。

【執筆者コメント】
今回はあいおいニッセイ同和損害保険株式会社と岡山大学が連携する記事について取り上げた。

岡山県というとどのようなイメージがあるだろうか。岡山県といえば昔話『桃太郎』ゆかりの地であるというのを知っている人も少なくないだろう。また岡山県は「晴れの国」と呼ばれ、降水量1mm未満の日数が全国1位で、晴れの日が多いところだ。そんな岡山県は、共同研究や人材育成などを通じSDGsへの貢献や、DXについての取り組みも進んでいる。

具体的に、岡山大学では「ありたい未来を共に育み、共に創る研究大学」というビジョンを持ち、AI、データサイエンスに強みを持っている。そんな岡山大学がテレマティクスデータに強みを持っているあいおいニッセイ同和損害保険会社と協業、連携を深めることで両者のビジョンを実現させていく。

具体的な内容として、運転者の健康状態の異変検知ができるようになるとのことだが、諸外国の調査では、交通事故死の1割以上で、運転者の体調変化が事故原因となっている。日本では包括的な調査がないものの、最近の救急医療施設からの報告で、同様傾向であることが確認されたことからも効果の大きな施策になりそうということがよくわかる。大学と会社の連携によって新たなシナジーが生まれる事例について今後も注目していきたい。

執筆者/
リビルダーズ編集部 宮田 健志郎 

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