情報発信元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000029.000044763.html
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株式会社BloomActが、群馬県による「SPOKES」の導入開始を発表した。
紙によって頒布されていた資料をアップロードするだけで簡単に動画化が可能な「SPOKES」とPR動画撮影を併用して活用することで、情報発信におけるDX加速が期待されている。
「SPOKES」とは
資料動画化サービス「SPOKES」は、紙の資料(PowerPointを含む)をアップロードし、動画作成ができるサービスだ。従来の動画制作にかかっていた、スタジオ・機材費用やナレーターの人件費といったコストや工数が一切不要となる。
テキストを入力するだけで合成音声に変換し、国内最高レベルの会話音声の形成や、PowerPointスライドのHTML変換によるPPTX動画の作成も可能だ。
導入の背景
以前より群馬県では、動画・放送スタジオ「tsulunos」を活用した観光・移住PR動画配信やYouTubeチャンネルへの投稿が盛んに行われており、動画による情報発信を推進している。
一方で、すばらしい自然や暮らしやすさを映像で配信し、魅力を伝えたいニーズとは別に、福祉や防災、政策など、県民への説明が必要な場面において、「文字ベースでは伝えにくい内容を、動画で分かりやすく伝えたい」「職員の業務負荷を軽減したい」という課題認識があった。
今回、「高精度なAIナレーションのため、人間の説明を十分に置き換え可能」「視聴者参加型のインタラクティブ動画作成が可能」「多言語対応ができ、県内の外国人居住者向けの動画作成も可能」の3点が採用の決め手となった。
【執筆者コメント】
今回は情報発信におけるDXの例をご紹介いたしました。株式会社ワッツユアリッチの2021年の調査(※1)によると、営業職において、最も時間がかかっている業務として最も回答が多かったのが「資料作成」となり、その時間の割合は50.8%となっています。また、資料作成の年間推定損失コストは、営業1人あたり619時間、約167万円となっており、隠れた課題ともいえるでしょう。
今回ご紹介したサービスは資料作成ではなく、資料を自動動画化するというものではありますが、どちらも定型的な業務であるという点で、これらを大きく短縮し本来の業務に注力したり、プロジェクトの加速に役立てることに有用と言えるでしょう。
実際にこのサービスを筆者も体験してみた(※2)ところ、確かに資料を眺めるより早く、目的の情報を得ることができました。また、単なる動画ではなく、ユーザーが遭遇する様々な場合に分けて分岐なども可能なため、業種・業態問わず利用が可能だと言えます。
このサービスは、チャットボットなどの他分野との協業や、グローバル展開など多くの可能性を秘めており、今後の動向も目が離せません。
(※1)株式会社スマートスライド|営業パーソンが最も時間をかけている業務第一位は”資料作成”。営業現場における業務実態調査2021を公開。
(※2)SPOKES|活用事例
執筆者/
リビルダーズ編集部 城間 礼音