情報発信元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000130.000017641.html
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株式会社MUSVIは、同じ空間を共有しているような気配や雰囲気を感じさせる次世代コミュニケーション装置「窓」を活用して、空間接続ソリューション事業を開始した。
この事業には、ソニーグループ株式会社、セーフィー株式会社、SREホールディングス株式会社の3社から出資を受けている。「窓」自体はこれまで教育機関、医療機関、地方自治体なども含め、50以上の企業に導入されている。
離れていても「リアル」に会っているような、リアル空間とバーチャル空間を繋げて、結ばれていくプラットフォームを提供したいという思いがある。導入事例として、オフィスや現場では、建設現場の多拠点のコミュニケーションやデザイン開発企業では遠隔での制作作業などに活用されている。
医療・介護現場では、小児患者の家族面会や立会い分娩、リハビリ指導、遠隔同居やお看取りなど様々な場面で活用されている。地域創生としては、北海道地図株式会社と隠岐や三笠にあるジオパークによる遠隔アクティブラーニング授業など地理的な制約に縛られない学習を実現している。
今後は出資のあった3社と連携し、研究開発および多様な領域のパートナーと連携しながら、空間接続ソリューション事業を展開していく。
【執筆者コメント】
DXとはデジタル技術を浸透させることで人々の生活をより良いものへと変革することという意味もあるが、今回の事例はまさに上記に当てはまっていると感じた。単にコロナの影響から生まれたアイデアではなく、空間接続ソリューションという言葉を用いて新たな価値を創造するための事業だと実感した。
これまでにあったスマートフォンやPCのディスプレイを大きくしたというだけではない。出資元のソニーグループ株式会社・セーフィー株式会社の強みである映像、音声等の技術を活かし、目の前にいるかの様なクオリティを実現した。また、SREホールディングスのDXコンサル事業によって50以上の企業等に導入を進めてきたことで影響力を発揮できている。
出資にあたりMUSVIの事業構想に共鳴したという記載もあったが、技術やDX成功のノウハウも大事だが、人々の生活をより良くしたいという想いがなければDXは実現できないと感じた。フィットネスミラーという、月額でオンラインでエクササイズが学べるサービスもあるなど、テレプレゼンスサービスは今後普及していくことも見込まれる。(※1)モノだけではなく体験を売るというビジネスが生まれることも、DXの1つであると考える。
最後に株式会社MUSVI代表である阪井氏のインタビュー記事も興味深いのでご紹介したい。窓が生まれたきっかけは、当時の将来を楽観視する社内の空気を変えたいというふとした想いから始まり20年かけて研究を重ね現在事業が広がってきている。(※2)
【参考 ※1】https://www.fitness-mirror.com/product
【参考 ※2】https://diamond.jp/articles/-/308115?page=3
執筆者/
リビルダーズ編集部 國本 樹紀