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セイコーソリューションズが工場現場のノウハウを見える化、低コストでデジタル改革を実現

情報発信元:https://www.seiko-sol.co.jp/archives/70561/
(別サイト「セイコーソリューションズ株式会社 ニュースリリース」を別ウィンドゥを開きます。)

2022年8月19日、セイコーソリューションズ株式会社は「CaptainBrain」の販売を8月より開始したことを発表しました。

「CaptainBrain」は同社が開発した生産管理、製造管理システムです。対象企業は食品製造卸企業や水産製造卸企業です。その中でも、デジタル投資が充分ではなく、工場現場の管理の改革ができていない企業をターゲットとしています。「CaptainBrain」を導入することで、紙文化が残っている工場の経営コスト解消や製造効率の向上、尾辺レーションのミス防止につなげられます。

今後の計画としては、同社が持つ文書を電子データに自動交換するシステムや、Webで注文できるシステムとの連携、さらには需要予測のAI提供もしていきます。

【執筆者コメント】
今回はセイコーホールディングス株式会社の子会社である、セイコーソリューションズ株式会社のソリューションを取り上げました。

食品製造卸業には、調達から製造し保管、その後流通をさせて販売を行うまで様々なプロセスがあります。また需要を予測することが難しく、製造の無駄が生じる可能性もあります。中小規模の工場は作業工程が属人化していたり損益管理も煩雑になっているなど、デジタルの導入には障壁が多い業界だと言えるでしょう。

また基幹システムを導入して管理をしている企業でも、時間が経過するにつれて機能が足りずに属人化するケースがあるため、システム内製をしていない企業はシステムの改善が行われず製造効率が悪くなる可能性があります。

セイコーソリューションズ株式会社は製品やサービス、ソリューションを多数もっており、機能を絞って導入できることが特徴と言えるでしょう。今回販売する生産管理、製造管理のシステムをはじめ、決済代行や電子契約等の経理周りのソリューションや勤怠管理のソリューションをもっています。またAI型の予兆予測も持っているため、製品製造管理のシステムと組み合わせることも可能です。

製造業や卸売業のIT導入は昨今様々な媒体でも取り上げられるテーマですが、このような多様なサービスやソリューションを適切に用いることでIT活用をスタートできます。逆にサービスやソリューションを提供する企業は、多くの業務を網羅する横断的なもの以外にも、業務を細かい単位で切り分けてピンポイントで支援するサービスにもビジネスチャンスがあると言えるでしょう。

執筆者/
リビルダーズ編集部 橋爪 勝万

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