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NTT DXパートナー、スリープテックを活用して企業の健康経営を支援

ニュース発信元:PR TIMES「スリープテックを活用した企業の健康経営支援サービスの提供 ~ブレインスリープ・NTT東日本を共創パートナーとし、スリープテック事業を開始~」
(※外部サイト「PR TIMES」を別ウィンドウで開きます)

NTT DXパートナーは企業活動や社会活動の基本となる⼈々の健康を支援するため、ブレインスリープおよびNTT 東日本とパートナーシップを結び、スリープテック事業への取り組みを開始。

睡眠に関する日本の現状

2021年のOECD(経済協力開発機構)の調査では、日本は加盟国の中で最も睡眠時間が短い、という結果が示されています。また、コロナ流行期の前と後を比較すると、睡眠に関する相談件数は1.5倍に増加しており、日本の睡眠におけるコンディションは芳しくありません。

一方で、企業といった枠組みでは、従業員の健康課題としてメンタルヘルスや運動の次に睡眠が重要である、と従業員の睡眠環境を改善することに多くの関心が寄せられています。

※「スリープテック」とは

技術を活用して睡眠をモニター・分析・改善するための製品やサービスのこと。

引用元:スリープテックとは?関連企業もご紹介【クロステックで時代を読む Vol.6】

※スリープテック事業の展開について

活動の第一弾として企業向けの睡眠状態の可視化および改善を目的とした「睡眠偏差値for Biz」サービスの公認代理店として同サービスの取り扱いを開始いたします。従業員の睡眠改善にすぐに取り組むことができるよう従業員の睡眠の質の診断から睡眠改善コンテンツまでパッケージングして展開いたします。

引用元:PR TIMES「スリープテックを活用した企業の健康経営支援サービスの提供 ~ブレインスリープ・NTT東日本を共創パートナーとし、スリープテック事業を開始~」

【執筆者コメント】
今回は睡眠に関するIT活用の事例をご紹介いたしました。

睡眠は人生の3分の1を占めるとも言われている一方で、フィリップス社の世界睡眠調査によると「日本において睡眠に満足している人は55%」といった結果が出ています。これは企業にとっても、個人のパフォーマンスの低下やヒューマンエラーの原因ともなり、目をそらすことのできない、解決するべき課題と言えるでしょう。

昨今話題のスリープテックの市場は、スマートウォッチやスマート睡眠モニターなどIoT分野との親和性が高く、2020時点で1.3兆円の市場規模を有しています。その中でも米国が市場売上の43%を占めており、日本においては現在急速に普及が進んでいるような段階にあります。IT活用を軸に、加速して事業を進めていけるかどうかがポイントになりそうです。

参考:睡眠偏差値for Biz
参考:フィリップス社|世界睡眠調査
参考:Global Market Insights

執筆者/
リビルダーズ編集部  城間 礼音

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