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米Albertsons、数十店舗でセルフ決済できる買物カートを導入

ニュース掲載元:https://diamond-rm.net/flash_news/189534/
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米国35の州で2,300店舗ほどのスーパーマーケットなどを運営する「Albertsons Companies(アルバートソンズ・カンパニー)」はベンチャー企業の中でもスタートアップであるヴィーヴが開発したスマートショッピングカートを数十店舗に導入することを決定した。

Albertsons Companiesは2021年からヴィーヴのスマートカートを2店舗で試験運用し、22年後半から導入店舗を数十店舗に増やすことでヴィーヴと合意した。ヴィーヴは現在、Albertsonsの他にクローガ-(Kroger)と提携し、一部店舗で試験運用を行っている。

【スマートカートの需要】
新型コロナウイルスの大流行によりスマートカートの需要が伸びてきている。また、利用者が商品バーコードを読み取らせた時点で、関連商品や推奨商品がディスプレーに表示されるので、ヴィーヴでは「客単価が増える」としている。

小売業者は、『顧客を店舗に呼び戻す最善の方法』を見つけようとしている。一方、顧客は『店に入り、私の買う物に誰にも触れないように、すばやく支払いを済ませて、そのまま店を出るにはどうしたらいいか』を見極めようとしている。その両者にとってもスマートカートは需要がある。

【背景】
米国では、アマゾン・ドットコムがリアル店舗の「アマゾンフレッシュ」に「ダッシュカート」を導入した20年以降、スマートカートへの注目度が高まってきている。

【執筆者コメント】
ここ数年、ショッピングのスタイルは目まぐるしく変化している。スマートカートの普及によってレジが不要になるという観点から、人件費削減にも繋がるのではないだろうか。スマートカートは顧客側、店側両方にメリットがあり、またコロナ禍にもマッチしている製品であり、今後更なる普及が見込まれる。

スマートカートを使ってみると一般的なショッピングカートよりもやや重いものの、高い操作性があるという声もあがっており、今後はより軽く、使いやすいカートにリニューアルが進んでいくのかにも注目していきたい。

そして日本のショッピングにおいてもオンライン決済やセルフレジもここ近年で導入されつつあるため、スマートカートが導入される日も近いのではないだろうか。

執筆者/
リビルダーズ編集部 宮田 健志郎

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