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ベイカレント・コンサルティング(東証6532)決算発表

株式会社ベイカレント・コンサルティング(東証プライム6532)が2022年2月期の決算を発表し、売上576億円の前期比34.4%増収を記録しました。

人材採用の強化とDX分野における付加価値強化による大幅増益

売上が前期比34.4%と大幅増収を記録した一方で、営業利益215億円と、こちらも前期比58.8%の大幅増収となりました。これは、人材採用強化によるコンサルタントの増員や、DXの特定分野に関する新たなノウハウ蓄積とその利活用による付加価値強化の進展が主因となっています。

クライアント企業のDX投資増加による追い風を活かした実績

この大幅な増収増益については、DX機運の上昇に伴う新規事業・サービス創出や事業拡大、その実現のためのデジタル活用のニーズが強くなっていることが主因であると発表。また、サステナビリティ関連のニーズが増加しているとのことで、分野強化による結果も反映されています。

年率20%の成長を目安とした中期経営計画

同社は、中期経営計画の年率20%を目安とした継続的な成長のための取り組みとして、企業の事業戦略策定やDX計画の策定~施策推進等のコンサルティングをサービス強化していくとともに、サステナビリティ分野のノウハウをさらに蓄積し、その分野での優位性を強めていく方針を発表しています。

(参考)株式会社ベイカレント・コンサルティング決算説明資料

【執筆者コメント】
DXという言葉が常に聞かれるようになった今、関連する分野ごとのノウハウやナレッジを基にソリューションを確立していくということが、如何に重要かを示した決算発表だったと思います。
常に「次に来るニーズ」を早期にキャッチし、戦略・戦術に落とし顧客サービスを強化していくことで、顧客満足度が向上するとともに、事業の拡大にもつながるのでしょう。
同社が確立したサステナビリティ分野の対応が必要であるとともに、その中でもより細分化したソリューションサービスの構築やブランディングが、IT全般に関わる業界の課題となっていきそうです。

執筆者/
リビルダーズ編集部

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