川原翔太

【監修者】DXプロデューサー 川原 翔太 三菱UFJ銀行、住信SBIネット銀行を経て、株式会社情報戦略テクノロジーにジョイン。経営企画や人事等コーポレート業務の経験を活かしさまざまな企業のDX推進をサポートする。2022年には北九州市デジタル市役所推進室DXプロデューサー就任、東武トップツアーズ株式会社・自治体・教育機関と連携し地方のデジタル格差解消プロジェクトに参画。

DXナレッジ

2024/6/5

【2024年度版】厳選!DX推進に効果的なおすすめ本 BEST 11選

 とにかくわかりづらいDX。 書店にも関連本がズラッと並んでいますが… ・どの本も同じこと言っている (ように見える)・著者の営業本だった (どこからどこまでが役に立つ情報なのか見えない)・専門用語が多すぎてわかりづらい (本質からずれてる気がする) …などなど、どの本に時間投資すべきか判断がつかず途方に暮れてしまいます。(一冊読み終えるのに1日~数日はかかりますからね…) 本記事では「本質的な目線で選んだ、本当に有効なDXおすすめ本」を精査。本質ズレしないDX推進をサポートできる優秀な本をセレクトしまし ...

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2024/5/17

WEBマーケティングの観点から見える、DXの落とし穴。

 デジタル人材に必要な能力とはなにか。 データ分析力だ、トランスレーターとしての翻訳力だ、と定義が年々変わっておりいまいち明確な指標がない状態が続いています。 一点、言えることは、オンラインを主戦場の一つにしていく以上「WEBマーケティングを的確に行えること」は必須能力であるはずです。 言われなくてもすでにWEBマーケティングに取り組んでいる、アナリティクスを駆使してWEB広告のABテストなどを行っている、オウンドメディアもやっている、という企業は多いと思います。 ですが「本当に効果あるのだろうか」と思っ ...

DXナレッジ

2024/7/9

従来と違う。DXプロジェクトの「要件定義以降」。

 前回、DXプロジェクトの具体的な進め方「構想」「PoC・テストフェーズ」についてお話しました。今回はその後のフェーズ「要件定義」以降についてポイントをお話していきます。(前回記事「DXの上流は「要件定義」ではありません。」) 参考文献はこちら企画立案からシステム開発まで 本当に使えるDXプロジェクトの教科書 著者:下田 幸祐、飯田 哲也 出版:日経BP 詳細は本書をご覧ください。本記事では、全体像をわかりやすく整理しています。  従来のシステム開発にはなかった工程  従来のシステム開発では「要件定義」が ...

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2024/4/26

DXレポートとは  [ ポイントをかみくだいて10分で理解 ]

 「DXレポート」とは、国が発行するDXの教科書です。 2018年9月以降、経済産業省から3回にわたり公開されています。 DXにまつわる事柄がほぼすべて網羅されている一方、分量があり、すべて読みきるには時間がかかります。また、ポイントをつかみづらいという難点もあります。 Dこの記事では、DXレポートの重要なポイントを10分でつかめるよう整理しまとめてみました。  2022年時点で3つ公開されているDXレポート これまでDXレポート1・2・2.1が発行されています。 ①DXレポート1 (2018年9月公表) ...

DXナレッジ

2024/4/26

オンプレミスとは? [ 横文字少なめ・ムダ少なめ・すこし詳しめの IT用語解説 ]

 オンプレミスとは、サーバ・パソコン・アプリケーションなどを利用者の施設内部に設置して運用する状態を指す言葉です。 英語では「on-premises」。premisesとは「施設」「建物」を意味する単語なので、 on-premises は「建物内で」という意味になります。 オンプレミスの対になるのがクラウド。クラウドとは、サーバ・パソコン・アプリケーションなどをデータセンタからオンライン経由でレンタルして運用する状態を指す言葉です。 データセンタとは、サーバ管理の専用施設。サーバは高性能な機器であるがゆえ ...

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2024/4/21

AIグラドル 「さつきあい」写真集の販売終了から見る生成AI商業化への課題(③消費者心理について)

情報発信元:https://abema.tv/video/title/89-71(別サイト「ABEMAヒルズ」を別タブで開きます。)(※2023/07/21追記 番組の配信期限が切れたため、番組TOPページにURLを変更。) 画像生成AIから生まれたAIグラドル「さつきあい」が集英社「週刊プレイボーイ」にてデビューを果たしてから約一週間後の6月7日、デジタル写真集”生まれたて。”が販売終了となった。本記事では、引用元記事を題材として、「生成AI商業化への課題」について、全3回(①権利問題、②倫理的課題、③ ...

DXナレッジ

2024/4/16

IaaSとは? [ 横文字少なめ・ムダ少なめ・やさしさ多めの IT用語解説 ]

 IaaSは「Infrastructure as a Service」の略。 クラウドで活用できるインフラサービスという意味で、ネットワークやサーバ (CPU・メモリ・ストレージ) などコンピューティングリソースをレンタルすることができます。 ●Amazon Web Services (AWS)●Microsoft Azure (Azure)●Google Cloud Platform (GCP) カンタンに言うと、サーバを自前で購入・構築せず、クラウドでレンタルできるということです。 自前で購入・構築す ...

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2024/4/5

日本に「エンジニア」はいない!?

日本はIT後進国だと言われていますが… 実は、世界で4番目にエンジニアが多い国であることはご存じでしょうか?(ご参照:「世界のIT技術者は推計2137万人、日本は第4位で国内人口の0.86%―ヒューマンリソシア」) この矛盾は一体… 今回は、実は日本のエンジニアは、海外のエンジニアとは違うというお話です。  日本のエンジニアは「コーディネーター」  日本には109万人のIT技術者がいると言われていますが、その多くが「SE」です。 ですがこの「SE」という職種は海外にはなく、SEの業務内容は海外でいうところ ...

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2024/3/29

なぜシリコンバレーでは、アジャイルで大規模開発できるのか。

 DXとアジャイル開発はセットのように言われています。 ですが日本では、アジャイル開発の成功条件として「開発規模が小さい」「生産性が高いエンジニアが揃っている」などが挙げられています。 アジャイル開発では、大規模な開発には対応できないのだろうか… そんな疑問に応えてくれる情報を見つけました。 シリコンバレーではどうやって大規模システムを開発していくのか(シリコンバレーエンジニア酒井潤チャンネル - シリエン戦隊JUN TV) 非常に示唆に富んだお話で「正直、日本ではアジャイルで大規模開発は無理なんだ」と思 ...

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2024/3/28

AIグラドル 「さつきあい」写真集の販売終了から見る生成AI商業化への課題(②倫理的課題について)

情報発信元:https://abema.tv/video/title/89-71(別サイト「ABEMAヒルズ」を別タブで開きます。)(※2023/07/21追記 番組の配信期限が切れたため、番組TOPページにURLを変更。) 画像生成AIから生まれたAIグラドル「さつきあい」が集英社「週刊プレイボーイ」にてデビューを果たしてから約一週間後の6月7日、デジタル写真集”生まれたて。”が販売終了となった。 本記事では、引用元記事を題材として、「生成AI商業化への課題」について、全3回(①権利問題、②倫理的課題、 ...

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2024/3/14

アジャイル開発とは? [ 横文字少なめ・ムダ少なめ・やさしさ多めの IT用語解説 ]

 アジャイル (agile) とは「素早い」「機敏な」という意味。 アジャイル開発とは、 ●短期間でリリースできる●開発途中の変更にも柔軟に対応できる 具体開発のやり方・考え方です。  従来:「素早くない」「機敏ではない」けど、完璧を目指す [ウォーターフォール開発]  これまでシステム開発は [ウォーターフォール] という開発手法を採ってきました。 システム開発には大きく「要件定義」「設計」「開発」「テスト」という工程があります。   ウォーターフォールは「1つの工程が完成したら次の工程へと移っていく開 ...

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2024/7/10

2025年の崖とは? [ 横文字少なめ・ムダ少なめ・すこし詳しめの IT用語解説 ]

 「2025年の崖」は、2018年9月に経済産業省から発行されたDXレポートで提示されたキーワードです。 DXを推進しなければ日本は2025~30年の間に国際競争力を失い、最大で年間12兆円もの経済損失が生じる国になってしまう、という警鐘を「2025年の崖」というキーワードでまとめています。  なぜ国際競争力を失ってしまうのか まとめると、ポイントは大きく2つです。 ❶既存ITシステムが使えなくなっていくこれまで企業が使ってきた、経理・財政・人事などの経営管理システムが老朽化 (レガシー化とも言います)。 ...

DXナレッジ

2024/1/18

DXの目的とは? [ WEB上の記事を読んでもイマイチ分からなかった方向け ]

結局、DXの目的ってなに? DXは推進しているけど、結局DXってなんのためにやるのかわからない。経営者ですらよくわかっていない。結果、途中で止まってしまうことが多く、DX成功率は16%とすら言われています。 本記事ではDX関連本50冊以上・DX関連情報を無数に集めてきたREBUILDERSが、DXの目的とはなんなのか、解釈のズレが生じないようわかりやすい言葉でズバリ解説いたします。 【 読了時間5分程度を想定 】  DXの目的とは  結論、DXの目的は「デジタルビジネスをどんどん作れる企業になること」です ...

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2023/12/19

欧州連合の主要機関らが世界初となるAI規制案に大筋合意

情報発信元:https://news.yahoo.co.jp/articles/8c406b06ec333501ea095d03c85524c25aa807a6(別サイト「Yahoo!ニュース」を別ウィンドウを開きます。) 【概要】 欧州連合(EU)の主要機関は8日、人工知能(AI)の利用に関する世界初の規制案に大筋で合意しました。 この規制案は、市民の権利や民主主義への潜在的な脅威を考慮し、人種や宗教、政治信条などの個人情報に基づく個人認証システムの禁止を主要な内容としています。今後は加盟国と欧州議会が ...

DXナレッジ

2023/12/5

【ネコちゃんでもわかる】「DXの進め方」の具体的なアプローチについて、専門用語を一切使わず、超~~わかりやすく。【後編】

 結局、DX(デジタルトランスフォーメーション)ってどうやって進めればいいの?をできるだけ簡単な言葉でわかりやすくご説明いたします。本記事では、DXの進め方・事例について解説します。  DXってどうやって進めるの?【後編】  DXって実際進めるためにまずどうすれば良いのか? 【前編】では、まずはDX推進担当者が気を付けるポイントについてお話してきました。【後編】では、進め方のアプローチと国内外の事例についてお話します。 >前編はこちら【ネコちゃんでもわかる】「DXの進め方」について、ポイントを、専門用語を ...

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2023/11/23

ゲッティイメージズ社「Generative AI by Getty Images」が公開!収益をカメラマンへ分配する方針

情報発信元:https://www.gettyimages.co.jp/ai/%E7%94%9F%E6%88%90/%E8%A9%B3%E7%B4%B0(別サイト「生成AI by Getty Images(powered by NVIDIA) | Getty Images 日本」を別ウィンドウを開きます。) 【概要】 アメリカの写真·映像販売大手であるゲッティイメージズ社は、自社が著作権を持つ画像を学習素材として使用する独自の画像生成人工知能(AI)サービス「Generative AI by Getty ...

DXナレッジ

2023/11/25

「現場で止まらない」DX説得術を考察。

 「設備が古すぎて自動化なんて無理ですよ」「現場にITを使いこなすスキルなんてないですよ」「自動化したら仕事なくなるじゃないですか」 DXを進めるにあたり、最もネックになると言われているのが「現場の声」です。上3つの中でも、特に「自動化したら仕事なくなる」が本音でしょう。 この「現場の壁」を越える説得方法について考察してみました。  「やらなきゃいけないからやる」がそもそものガン  今回この記事を書いた理由は、目に触れる情報すべてがあまりにも、 「少子高齢化に備え、業務を自動化せよ。属人性は排除すべき。」 ...

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2023/11/23

AI任せでは良質なコンテンツは作れない

情報発信元:https://markezine.jp/article/detail/43528(別サイト「MarkeZine」を別ウィンドウを開きます。) 【概要】 マーケター向けメディアMarkeZineが主催するオンラインイベント「MarkeZine Day 2023 Autumn」が9月5日・6日に開催され、その中でミエルカSEOなどで企業のコンテンツマーケティングを支援するFaber Companyの月岡氏が登壇。 「ジェネレーティブAIでSEOは必要なくなるのか?」という自身の講演の中で、巷で囁 ...

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2023/11/21

Stability AI社 日本特化型画像生成AI「Japanese Stable Diffusion XL」を公開!

情報発信元:https://ja.stability.ai/blog/japanese-stable-diffusion-xl(別サイト「Stability AI Japan」を別ウィンドウを開きます。) 【概要】 英国のStability AI社は、日本特化の画像生成AIモデル「Japanese Stable Diffusion XL(JSDXL)」を発表しました。 同社がこのような地域特化型の画像生成AIを公開するのは初めての試みとなります。このモデルは日本の文化やアートを反映した画像生成に特化してお ...

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2023/10/31

無料で使えるOpenAIの画像生成AI「DALL·E 3」(ダリ3)の性能がすごい!

情報発信元:https://openai.com/dall-e-3(別サイト「OpenAI」を別ウィンドウを開きます。) 【概要】 2023年9月21日にOpenAIの新しい画像生成AI「DALL·E 3」がリリースされ、その高性能な画像生成能力にユーザー間では早くも驚きの声が上がっています。 また、それだけはなく、連動するようにマイクロソフトにも大きな動きがありました。同社が提供するBingチャット内で、無料でこの画像生成AI「DALL·E 3」が利用可能になりました。これにより日本のユーザーも、日本語 ...