SoRとは「System of Record」。
Record (エンゲージメント) は「記録する」という意味。
つまり「情報を記録していくシステム」ということです。
具体的にはたとえば下記のようなシステムを指します。
●会計システム
会計情報を記録し、効率よく管理できるシステムです。計算が合わない数字を自動で感知してくれたりするため、修正工数を大幅に削減できたりします。
●人事システム
社員情報を記録し、効率よく管理できるシステムです。社員数が増えるたび煩雑になっていくExcelでの管理を、一目で把握できるようにしてくれます。
●受発注管理システム
顧客の受発注情報を自動で管理してくれるシステム。FAX・メールで送られてくる受発注情報を手作業でExcelに入力していた際のミスをゼロにしてくれます。
SoRは「守りのIT」とも言われています。
また「基幹システム」「レガシーシステム」とも呼ばれており、課題視されています。
DXの文脈では、SoR・基幹システムは老朽化・複雑化してしまっており、2025年までに刷新しないと使い物にならなくなってしまう。ひいては、国の経済損失が12兆円に達してしまうと言われています。(「2025年の崖」と呼ばれる事象です)
対して「攻めのIT」と呼ばれるシステム・SoE(System of Engagement)が存在します。ユーザーとの絆を深めるシステムという意味です。
SoEは、SoRに記録されている情報を連携してはじめて威力を発揮します。
そのため、SoRの刷新は急務だと言われています。
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執筆者
リビルダーズ編集部