情報発信元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000268.000015099.html
(※外部サイト「PR TIMES」を別ウィンドウで開きます)
LIXILは、PwCコンサルティングが提供するAI・機械学習アルゴリズムを使用した次世代型需要予測ソリューション「MDF」を導入し、LIXIL Housing Technologyの約120万機種におよぶ製品を対象として、AIによる需要予測の試験運用を開始した。
LIXILはAI活用により需要を予測しており、約230万という多大な製品を対象に高い精度で予測算出が可能。これにより業務効率化を図り、サプライチェーン全体の最適化を目指す。
製品やSKUが多岐にわたる事業において、従来の人手による需要予測が困難であったため、AIを活用により高精度の予測算出が可能となりました。LIXILはクラウド型のデータ統合基盤を活用し、副資材も含めた需要予測の対象領域を拡大していく予定です。
【執筆者コメント】
LIXILがAI需要予測の試験運用を開始したことについて、私は業務の効率化につながると考えます。LIXILは、多くの製品について生産基盤を構築したり、事業の生産性向上やブランド競争力向上など幅広く取り組みをしてきたが、世界的なサプライチェーンの問題が発生したことで、人の手を使った需要予測が困難になり、AI需要予測を導入することになったと考えられます。
AI需要予測の導入により、サプライチェーンリスクを低減することができると考えられ、より迅速な対応が可能となります。LIXILは2022年9月よりハウジングテクノロジー事業の製品について予測値を算出し、2023年1月より従来では予測できなかった製品にも対応することで、LIXIL Housing Technologyのほぼ全ての製品をカバーする予測値の算出が可能となった。
LIXILのハウジングテクノロジー事業で取り扱う製品は非常に大規模であるため、細かい粒度で需要の動きや特徴を捉えることは難しい状況にあったが、AI需要予測により高い精度で予測算出が可能となった。
このようにAI技術の進歩により、ビッグデータを分析することで、より正確で精密な需要予測を行うことが可能になり、業務の効率化につながることは非常に興味深いと感じました。
執筆者/
リビルダーズ編集部 宮田 健志郎