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【駐車場DX】アイテック、車の入出庫から決済までを1タップで可能にする「ナンバーペイ」をリリース

情報発信元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000096.000022705.html
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株式会社アイテックが、車のナンバープレートを画像認識技術により解析することで駐車場料金を自動精算するサービス「ナンバーペイ」のリリースした。

「未来の駐車場を形にする」をミッションとするアイテックは、画像認証技術を活用したロックレス駐車場、チケットレスゲート駐車場などのサービスを全国に展開している。

このサービスを開発するに至った背景

昨今、駐車場業界においてキャッシュレス・IoT・駐車場の見える化など、DXの可能性が期待されている。アイテックにおていもPKSHAグループの技術「ナンバー認証システム」と、入出庫時のトラブルを軽減したロック板のない「ロックレス駐車場」を展開している。

本サービスでは、決済システムである「ナンバーペイ」とナンバー認証システムが連携して入庫から出庫、そして料金決済までを1タップで実現している。精算機を用いない料金支払方法を有する駐車場は既に存在しているが、本サービスでは画像認識技術と決済システムを組み合わせることで、車室の選択や複数の決済プロセスを経る必要がなくなるため、ユーザーフレンドリーな新たな駐車場体験を提供することが可能となった。

1タップ駐車アプリ「ナンバーペイ」について

「ナンバーペイ」は同社が展開するQT net(※1)と連携する、駐車場におけるスマート決済システムである。本サービスに対応する駐車場に入庫した状態でアカウント登録をすると車とシステムが連携し、2回目以降はシステムが入出庫を感知し、アプリの誘導に従い入庫ボタンをクリックするだけで入出庫手続きと自動精算を完了させることが可能だ。

このサービスの活用することで、天気が悪い日でも外に出ずに入出庫管理ができる、駐車場の支払いを大幅に時間短縮できるなど、ユーザー体験を向上させ、リピート率向上への効果も期待されている。また、利用状況の可視化・データ化により駐車場の活用状況の分析による効果的な集客施策の実現など、PKSHAグループの技術と連携させつつ、多様なビジネスシーンにおける活用を視野に駐車場運営会社へ提供していくことが期待されている。

(※1)QT netとは 株式会社アイテック|QT-netサービス案内

【執筆者コメント】
今回はキャッシュレスとAIカメラによる画像認識技術を利用した駐車場DXの例をご紹介いたしました。令和2年度に国土交通省が発表した資料(※2)によると、AIカメラを用いた画像認識によって人や車の交通量調査を行っている例があるようです。

具体的には、撮影した画像より抽出したナンバープレートデータが「あ行・か行・を」のいずれかであり、かつ番号下一桁が「3,5,7」であれば、サンプルデータの画像がタクシーのものであると分かる、のような仕組みです。

また、自家用車やレンタカーにおいても、データ解析によりエリアを通過(エリア内に目的をもたない)するか滞在(エリア内で目的を持っている:観光や生活・業務)するかを判別することが可能となっています。

これら技術の活用により、より正確な混雑予測情報を得られるようになり、渋滞の解消へ繋げることができるなど、AIカメラはまだ多くの可能性を秘めているテクノロジーとなっています。

現在では、料金所ゲートを通過する際にETCによる車種や通行区間を判別して認証や決済を行い、交通違反時には煩雑な手続きが必要となっている状況です。しかし、キャッシュレスが当たり前の時代となった今、AIカメラとキャッシュレスの連携によってそれがなくなる未来もそう遠くはないかもしれません。

(※2)国土交通省|ICT・AIの活用について(2. AIカメラのナンバープレート解析における課題)

執筆者/
リビルダーズ編集部 城間 礼音 

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