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「みずほデジタルコネクト」提供開始企業のDX化を支援 みずほ銀行にて

情報発信元:https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2210/19/news115.html
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19日、株式会社みずほ銀行とみずほリサーチ&テクノロジーズ株式会社は、法人顧客のDX化を支援する取り組みとして、「みずほデジタルコネクト」をサービス提供開始したと発表しました。

こちらのサービスでは、法人顧客が抱えるDXに関する課題に対して、ITの専門的知見、実績をもったグループ内外の企業との連携をいかし、法人営業担当がコンサルティングを提供するほか、顧客のニーズに合わせたSaaSの企業の紹介、決済機能をはじめとするみずほグループの金融・非金融機能を提供するとのことです。また、みずほ銀行内に「DXデスク」を新設し、顧客のニーズなどの情報、営業現場からの相談機能を集約し一元的にサポートしていきます。

今回、法人顧客のDX化の課題とソリューションを繋げる取り組みということで、「みずほデジタルコネクト」と名づけられたそうです。みずほグループは、グループ内外の企業の強みを活かし、総力結集でお客様の課題解決・成長に貢献すべく、本取り組みを推進していくとしています。

【執筆者コメント】
銀行がDX支援サービスを提供していくという内容でしたが、なぜ銀行がDX支援するの?という素朴な疑問を感じました。

今回のみずほ銀行だけでなく、その他多くの銀行がDX支援、デジタル支援を行っているようです。内容としては、コンサルティングを行い、連携しているIT企業のツールやサービスを紹介するというものが多い印象でした。

調べてみると、背景として、超低金利政策などにより金利収益で儲けを出すのが困難になりつつあることから新ビジネスの模索をしているとのこと。また他には、金融機関自身のDX推進も叫ばれているなかで、取引先のDX化の遅れは銀行自体のDX推進の障害になる可能性があるという意見も。経済産業省が2018年に出したDX関連の報告書では、国内金融機関の9割超が老朽化・複雑化したシステムを抱えていると指摘されています。

このような背景のなか、銀行の強みをいかして、経理や経営などに対するDX推進コンサルティングを行っていく、そしてそのためにITベンダーとの繋がりを強めていくというような動きが多くの銀行で活発化しているのだなと考えられます。

実際、みずほフィナンシャルグループは今年3月に、GoogleとDX分野における戦略的提携を結び、新たな金融プラットフォームを構築・提供していくと発表していました。このようなITベンダーと金融企業がタッグを組むケースも増えてきているようです。

(参考記事URL)https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2203/23/news112.html

執筆者/
リビルダーズ編集部 甲山 奏子

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