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宿泊と観光を繋げるDX、宿泊ゲストがAIスピーカーなどに話しかけるだけで商品・サービスを予約

情報発信元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000116.000033116.html
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宿泊施設向けAIスピーカーを用いたサービスを展開するTradFit株式会社は、AIスピーカーから宿泊ゲストの要望をヒアリングし、宿泊ゲストの嗜好を反映したレストラン、観光地、アクティビティーなどのような商品・サービスの予約までを行う基本特許技術「スマート予約」を発表した。

「スマート予約」とは
このサービスでは、音声・AI・IoT技術の活用によって、宿泊ゲストの旅行体験を向上させ、宿泊施設に関連する業務オペレーションのさらなる改善に繋げることが可能だ。

このサービスを展開する背景・課題
ホテルや旅館といった宿泊施設では、年齢、性別、国籍、住所等の属性が異なるさまざまな宿泊ゲストが宿泊するため、ゲストによって嗜好が異なるという問題点があった。

そこでTradFitが今回獲得した基本特許技術「スマート予約」の活用によって、AIスピーカーなどから宿泊ゲストの嗜好に応じたレストラン・観光地・アクティビティー等の商品サービスを予約することができ、この問題の解決が可能となった。

【執筆者コメント】
今回は宿泊と観光を結ぶDXの例をご紹介いたしました。

現在、特に観光業界では人手不足が叫ばれています。今回ご紹介いたしました「スマート予約」を活用することによって、潜在的に購買(利用)意欲がある宿泊ゲストへ観光地やアクティビティーの紹介が可能となれば、この課題を解決するキッカケを生み出せそうです。

もう一点、観光・宿泊業界はともに、このコロナ禍で大打撃を受けた業界でもあります。このサービスは、非対面・非接触での業務オペレーションを可能とさせるだけでなく、宿泊者からのお問い合わせやオーダーの自動化といった業務効率化の観点でも革新的なものであり、この業界が復活するために大きな推進剤となるのではないでしょうか。

今後このサービスがより裾野を広げていくためには、自治体などとの協業によって新たなビジネスを生み出し続けていけるかどうかがカギとなりそうです。

執筆者/
リビルダーズ編集部  城間 礼音

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