ニュース発信元:https://www.saga-s.co.jp/articles/-/881962
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佐賀市は、今年度より市内の企業に向けたDX支援事業を行うと発表しました。現状、IT企業3社の支援が決まっているとのことで、個別に伴走型の支援を行っていくようです。
内容としては、市内のDXを推進したい企業と、同じく市内のDX支援コンサルタント事業者をマッチングさせ、各企業の経営課題の解決に向けて、研修の開催や、ICTなどの導入について助言するというものです。
こちらのプログラムを完了した企業には、DXの導入における機器の費用補助が行われるとのことです。
【執筆者コメント】
近年、地方のDX推進事業の盛り上がりに注目が集まっているように思います。今回は佐賀市にスポットを当てましたが、佐賀県全体でも、産業DXやスタートアップ支援に取り組んでいるようです。2020年4月に「佐賀県産業スマート化センター」というDX推進のハブとしての施設を設置し、積極的に県内の企業のDX推進をサポートしています。
この取り組みの背景には、東京や福岡など、都市部とは一線を画すような地方創生を行っていきたいという思いがあるとのことです。
地方のDX推進というと、東京など関東地区のIT企業と提携するといった事例が多いのではないでしょうか。ただ、今回の佐賀県の例では、あくまで県内の企業のマッチングというところでDXを進めていく動きになります。ここからも、佐賀独自の取り組みを行っていきたいという想いが伺えます。
地方DXとひとくくりにするのではなく、各都道府県のDX推進事業に目を向けていくのもポイントかもしれません。
執筆者/
リビルダーズ編集部 甲山 奏子